働く妻に保険は必要?

出産後に妻が職場復帰。
妻の保険も見直した方がいいですか?

妻が3ヵ月前から職場復帰しました。
しばらくは時短で働けるのですが、それでも共働きをしながらの2人の子育ては妻も私も体力的に大変と覚悟しています。
また、それに合わせて家計もいろいろ見直したいのですが、そこで悩んでいるのが、妻の保険です。
私は長女、次女と生まれた時期に死亡保障を厚くしました。
一方、妻は結婚当初から、保険の内容がまったく変わっていません。
子供が2人になっても、このままでいいのでしょうか?
アドバイス、よろしくお願いします。

経済的に家計を支える妻
には死亡保障

保険内容を見ると、いろいろ調べて入られたという感じがするのですが、ご自分で考えて加入されたのですか?

はい、自分で考えました。長女が生まれてすぐ定期保険で3000万円。次女が生まれたときに、将来教育費に使えるということも考えて、低解約型の終身保険を選びました

奥様の保険はご本人が決めて入られたのでしょうか?

それも私です。まだ結婚前に、何も保険に入っていないと知って。妻は保険とか役所の申請とか、あと分別ゴミとか、そういう面倒なことは大体、私に丸投げするので

なるほど(笑)。奥様は時短ということですが、その後、通常勤務に戻った場合、収入はどのくらい増えるでしょうか?

確か、給与が手取りで25万円になると言っていました。ボーナスも20万~30万円は増えると思います

現在、賃貸にお住まいですが、住宅についてはどう考えていますか?

実は早く買いたいと思っています。できれば、下の娘が小学校に上がるまでに。でも、物件探しから住宅ローンの借り入れまで、また全部私がやるんでしょうね……

それも丸投げでしょうか(笑)。ともあれ、奥様の保険については、今後しばらくはご主人とともに家計を支えていくわけですから、万が一のときの経済的リスクに備え、奥様にも死亡保障は必要となります

相談者プロフィール

A・Wさん

奈良県在住

性別
男性
年齢
33歳
職業
会社員

賃貸住宅
家族は妻33歳、長女5歳、次女1歳の4人
妻は会社員、長女・次女は保育園

MONEY DATA

収入

  • 給与・夫(手取り)26万8000円
  • 給与・妻(手取り)15万5000円(※時短勤務)
  • 児童手当2万5000円
  • ボーナス(年間手取り・夫)81万円
  • ボーナス(年間手取り・妻)45万円

月額合計 44万8000円

月間支出

  • 家賃10万8500円
  • 食費4万8000円
  • 水道光熱費1万5000円
  • 教育費4万9000円
  • 車両費(※1)2万円
  • 通信費(※2)1万7000円
  • 家族の小遣い6万円
  • 交際費・娯楽費2万8000円
  • 雑費1万6000円
  • 保険料1万6460円

合計 37万7960円

  • ※1 駐車場代、ガソリン代、保険料など
  • ※2 携帯・スマホ代、プロバイダー料金、有料テレビ代など

貯蓄/運用

  • 普通預金5万円
  • 定期預金540万円(毎月5万円、ボーナス年間20万円積立)
  • 投資信託50万円(毎月2万円積立)
  • 株式130万円

合計 725万円

保険料の内訳

[夫]
  • 低解約返戻金型終身保険(死亡保障300万円、50歳払い済み)=保険料9070円
  • 定期保険(死亡3000万円、保険期間38歳まで)=保険料4040円
[妻]
  • 共済(病気死亡400万円、病気入院日額1500円)=保険料1800円
  • 医療保険(入院日額5000円、手術10万円)=保険料1550円

合理的に死亡保障が得られる収入保障保険

具体的に、働く妻はどの程度の死亡保障が必要なのでしょうか。家計収支や貯蓄額、持ち家の有無、今後のライフプランによっても異なりますが、子ども1人につき2000万~3000万円がひとつの目安と考えます。両親が共働きであれば、お互いの収入で、必要保障額を按分すればいいでしょう。

A・Wさんの場合で考えてみます。お子さんがまだ5歳と1歳。持ち家がないため、4000万~5000万円は確保したいところ。ご主人の死亡保障が現在3300万円ですから、奥様が確保すべき死亡保障は1500万~2000万円ほど。お互いの収入から考えても、ちょうどいい配分ではないでしょうか。もちろん、奥様の時短勤務が終了し、収入が増えた段階でまた配分を調整してもいいと思います。

A・Wさんの奥様がどのような保険商品で確保するかについては、教育費や住宅資金の備えもあるため、保険料コストはできるだけ抑えることがポイント。したがって、ご主人のように割安な定期保険か、あるいは収入保障保険で備えてもいいでしょう。

収入保障保険とは奥様が亡くなった時点から保険期間満了まで年金を毎月受け取る(※)タイプの保険です。たとえば、保険期間が20年問、年金月額10万円とすると、契約した時点で受け取れる年金の総額は10万円×12ヵ月×20年間=2400万円となります。つまりは、契約後は年月が過ぎるほど、毎月受け取る総額が減っていくため、結果的に、子供の成長に合わせて減額する必要がなく、保険料も定期保険より割安となります。

一方、収入のない妻には死亡保障は不要なのでしょうか。確かに、万が一のことがあっても、世帯収入に影響はありません。しかし、妻が行っていた子育てや家事をカバーしなくてはいけません。とくに小さな子どもの世話については、新たな支出(ベビーシッタ一、保育園に預ける、など)が発生する可能性もあります。そのため、子ども1人につき500万円ほどの備えはあってもいいでしょう。

(※)一括で受け取ることも可能。その場合、年金型での総受取額よりも低くなってしまう。

FP相談を終えてA・Wさんの感想

まずは2000万円の死亡保障を確保します

やはり働く妻には死亡保障が必要なのだと知ってスッキリしました。
死亡保障は個人的に2000万円はほしいと思っています。
収入保障保険は思い付きませんでしたが、合理的に死亡保障を確保できそうなので、早速調べてみます。
できれば妻と相談して決めたいのですが、おそらく「任せた!!」と言われるでしょうね(笑)。

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