毎月の保険料が月8万円!見直すべき?

頼まれると嫌といえない夫…
毎月の保険料が気が付けば8万円近くに!!

実はここ数年、ほとんど貯蓄額が増えていません。夫の実家を建て替え、3年前からその両親と同居していますが、そのとき組んだ住宅ローンも貯蓄できない原因かもしれません。
しかし、もっとも問題なのは、毎月の保険料だと思っています。とくにこの1~2年、夫の保険が急に増えてしまいました。本人は「必要だから入った」と言っていますが、もともと頼まれると嫌と言えないタイプで、多くが義理で入ったものでしょう。
しかし、整理したくても、私の知識では、どれが必要でどれが不必要かはまったくわかりません。
保険の見直しについて、専門家のご意見をお聞かせください。

保険は必要な保障額を
基本に考える

保険料の支払いが月に約8万円は、確かに目立つ金額ですね

そうなんです。毎月の住宅ローンより多いのですから。私は貯蓄がまったく増えていないことが心配で。今後、娘の教育費がかかってきますし、住宅ローンだってあと27年も残っていますから

ご主人はおそらく断れきれなくて加入したとのとこですが、加入の理由を何か言われていましたか?

定期特約の付いた終身保険は娘が生まれたからという理由で、7年前に入っていますね。2年前に入った1000万円の終身保険は、貯蓄より利率がいいからと言っていました。定期保険も同じころの加入です。

わかりました。より貯蓄できる家計を目指すのであれば、保険は最小限必要な保障を合理的に確保することを基本に考えましょう

夫の保険は、間違いなく必要最少限ではないですよね

保障内容を見ただけではわかりません。ご主人に必要な保障額を計算し、それを中心に保険全体がどう見直せるか、考えてみましょう

相談者プロフィール

K・Iさん

新潟県在住 

性別
女性
年齢
33歳
職業
主婦

実家住まい
家族は、父63歳、母60歳、夫38歳、長女7歳の5人。
父・夫は会社員、母は専業主婦、長女は小学2年。

MONEY DATA

収入

  • 給与(手取り)28万5000円
  • 児童手当1万円
  • ボーナス(年間手取り)70万円

月額合計 29万5000円

月間支出

  • 住宅ローン5万7000円(ボーナス払い年間46万円)
  • 食費3万円
  • 水道光熱費1万7000円
  • 教育費1万2000円
  • 車両費(※1)1万3000円
  • 通信費(※2)1万3500円
  • 家族の小遣い3万円
  • 交際費・娯楽費2万円
  • 保険料7万9500円
  • 雑費1万5000円

合計 28万7000円

  • ※1 駐車場代、ガソリン代、保険料など
  • ※2 携帯・スマホ代、プロバイダー料金、有料テレビ代など

貯蓄/運用

  • 普通預金35万円(毎月0~1万円預金)
  • 定期預金200万円

合計 235万円

保険の内訳

[夫]
  • 定期特約付終身保険(死亡保障3250万円(うち終身250万円、定期特約3000万円)、医療特約・入院3000円)=2万5228円
  • 終身保険(死亡保障1000万円)=保険料2万2910円
  • 定期保険(死亡保障2000万円、保険期間10年)=保険料3751円
[妻]
  • 医療保険(死亡保障500万円、入院1万円、他に先進医療特約)=保険料9632円
[長女]
  • 生命共済(病気死亡800万円、病気入院3500円)=保険料3600円
  • 学資保険(18歳満期、満期金180万円、10歳払済)=保険料1万3518円
  • こども共済(入院5000円)=保険料900円

住宅ローン

  • 借入額2500万円
  • 現在のローン残高2300万円
  • 30年返済/5年固定金利2.2%

見直しで5万円近くの保険料が抑えられる

K・Iさんのご主人の適正な死亡保障は、どのくらいでしょうか。遺された家族の住む家は確保されていて、ご両親との同居ですから、奥様が働きやすい環境にあります。そして、お子さんは1人。会社員なので、万一のときは遺族厚生年金も受け取れます。そういった状況を考慮して試算すると、必要保障額は2000万~3000万円と考えます。その内訳ですが、お子さんの教育費に1000万円、遺族年金や妻の収入だけでは足りなくなる遺族の生活費として500万~1000万円、あとは不測の事態(親の介護や妻の病気など)に備えて500万~1000万円がかかるとしました。

対して、ご主人の死亡保険金を合算すると6750万円。これだけでも十分な額ですが、加えて、学資保険と、加入されている住宅ローンの団体信用生命保険も、保険料やローンの支払いがなくなるという形ながら、遺族をサポートするという点で死亡保障といえます。となると、現時点では9000万円程度の死亡保障を確保しているわけですから、これは過大と言わざるを得ません。

具体的な見直しですが、毎月の保険料を抑えることが第一であれば、2000万円の定期保険を残してあとは解約。医療保険は、死亡保障や祝い金などの付かないシンプルな定期タイプに新たに加入すればいいでしよう。ただし、最近加入した終身保険は解約の時期によっては、解約返戻金が払い込んだ保険料を下回るケースもあります。その差が大きいと感じたら、解約はせず払い済み保険(※)にするという選択肢もあります。この見直しで軽減される保険料分や解約返戻金などは住宅ローンの繰り上げ返済や、子どもの教育費に充当することでより家計の効率は上がるでしょう。

また、家族構成や環境の変化に合わせて、見直していくことが大切。とくに死亡保障は子どもが成長すれば減額していくことが、合理的な見直しとなります。お子さんは現在7歳ですから、たとえば高校入学時に500万円ほど減らしてもいいでしょう。逆に、子どもが増えれば増額が必要になります。

(※)保険料の支払いを止めても、一定の保障を従来の保険期間のまま継続できる制度。保障額は従来より減額されるが、予定利率は変わらない。ただしほとんどの特約はその時点でなくなってしまう。

相談を終えてK・Iさんの感想

保険を見直し、浮いた分はしっかり貯蓄!!

保険は、その家族や家計の状況によって必要な保障額や保険の種類が変わるということがよくわかりました。
夫と話し合って見直ししてみます。
もし月5万円近くも浮くことになったら、夫の健康維持と貯蓄を頑張りたいと思います。

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