家計管理に協力してくれない夫。どうすれば……

夫は貯蓄や家計にまったく関心がなく、
自分勝手に支出します。
それがもとで喧嘩になることも……

夫は、結婚前から無計画にお金を使うタイプでした。
結婚して3年が経ちますが、その性格はまったく変わらず、長女が生まれても、貯蓄やマネープランにはまったく無関心で、家計は妻の私に任せっぱなし。一応、小遣い制にはしていますが、カードがあるので歯止めにはなりません。よく「大安売りだった」とか言って、高級な牛肉や、たぶん使わないだろう調理器具を得意げに買ってきたりもします。
娘は近くに住む私の親が預かってくれるので、保育園費用はかかりませんが、それでも毎月できる貯蓄はわずか。ボーナスも車検代や何かと出費が重なり、ほとんど貯蓄に回りません。夫の無神経な言動に腹が立ち、口論になることもしばしばです。教育費の準備やマイホームも買いたいのに……。将来が不安で仕方ありません。

まずは明確な目標と
資金計画を立てよう

奥様はなぜ貯蓄したいと考えているのですか?

教育費のことで子どもに負担は掛けさせたくはないですし、いずれはマイホームを買いたいという希望もありますので……

そういった希望を実現するには、どのくらい資金が必要だと思います?

どうでしょうか……。具体的には考えたことはないのですが、ただ、このままでは足りないということだけは自信を持って言えます(笑)

そうですね。しかし、ここで大切なのは、足りないという危機感ではなく、希望の実現にいくら必要かを具体化することです。たとえば、教育費に関しては、高校まで公立であれば、計画的に準備するのは大学費用だけ。私立文系なら4年間で350万円ほどです。そのためには毎月、いくら貯めればいいのか。マイホームなら、希望する物件価格はどのくらいなのか。頭金などの住宅資金はどの程度必要なのか、などです

何となくまだ先の話という気がして、そこまではっきりと考えたことはありませんでした

ならば、早速始めましょう。漠然と不安を抱えても解決にはなりません。まず、奥様が教育資金や住宅資金づくりの、明確で実現可能なプランをしっかり持つこと。もちろん、計画は途中で変更しても構いません。何であれ、その具体性が奥様の不安を結果的に解消し、かつご主人を協力的にする第一歩になるのです

相談者プロフィール

Y・Tさん

神奈川県在住 

性別
女性
年齢
30歳
職業
パート

賃貸住宅住まい。
結婚3年目。
家族は、夫29歳、長女2歳の3人。
夫は会社員

MONEY DATA

収入

  • 給与・夫(手取り)25万円
  • 給与・妻(手取り)6万円
  • 児童手当1万5000円
  • ボーナス・夫(年間手取り)20万円

月額合計 32万5000円

月間支出

  • 家賃8万円
  • 食費4万円
  • 水道光熱費1万9000円
  • 車両費(※1)3万3000円(2台分)
  • 通信費(※2)2万5000円
  • 家族の小遣い4万円(夫3万円、妻1万円)
  • 交際費・娯楽費1万5000円
  • 保険料1万8000円
  • 雑費3万3000円

合計 30万3000円

  • ※1 駐車場代、ガソリン代、保険料など
  • ※2 携帯・スマホ代、プロバイダー料金、有料テレビ代など

貯蓄/運用

  • 普通預金16万円(毎月1万5000円~2万円預金)
  • 定期預金150万円

合計 166万円

「夢の共有」が貯蓄のモチベーションになる

ご相談者のご主人が家計に非協力的なのは、貯める必要性を感じていないからではないでしょうか。このようなケースでは、単に相手に節約や貯蓄を要求しても、反発を招くだけです。

ならば、奥様の夢の実現に、ご主人も巻き込んでください。たとえば、マイホームについての希望をお互い出し合ってみる。同じ夢を持つことが、ともに貯蓄するモチベーションにつながります。そして、実際に必要な資金を出して、ご主人に貯蓄の必要性を理解してもらうことです。
また、言葉だけでなく、相手に節約や貯蓄に頑張っている姿を見せるのも有効です。なぜ奥様がそうしているのか、その理由がわかっているのですから、自分も協力しようという気になってくるはずです。

奥様は日々、家計管理に苦労しているとのこと。確かにそのとおりだと思います。

しかし一方で、通信費や雑費など、額が大きいと感じる支出項目もあります。たとえば、保険料や通信費の一部は、毎月定額で支出していく固定費。一度下げることができれば、その後ずっとその効果が持続します。保険なら過大な保障、特約はないか。スマホ、携帯の料金プランを再検討してみるのもいいでしょう。また、3万円超の雑費の中身は、本当に必要な支出なのか見直してみてください。

さらにご主人の「無駄遣い」も減れば、月4万~5万円の貯蓄も無理ではないはずです。

ただし、過剰な節約は避けたいところ。食費を削って、体調が悪くなっては元も子もありません。また、何もかも我慢では、ご主人はもちろん、奥様も息切れしてしまいます。ときには家族で外食したり、買い物や近場でのレジャーを楽しむなど、上手に気分転換をしながら、貯蓄していくことをおすすめします。

相談を終えてY・Tさんの感想

「空回りする自分」から
脱するキッカケがつかめました。

第三者の立場から見てもらうことで、現状が正しく理解できた気がします。
夫の態度にイライラしてしまい、結果的に、ただ一方的に節約を押し付けていたのかもしれません。そして、私は私で、「貯めなくては」という思いだけが先行して、何のために、いつまでに、いくら貯めなければいけないのか、という大事なことを見落としていました。
これからは、具体的な貯蓄プランを立て、夫にも理解してもらえるよう、また夫とともに夢が実現できるよう、話し合っていきたいと考えています。

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