シングルマザーの教育資金づくりは?

2年前に離婚しましたが、
娘の教育費が不安です。
どう準備すればいいでしょうか?

19歳で結婚して、22歳のときに離婚しました。母親べったりの夫とはこれ以上暮らしていけないと思ったのが、その理由です。
離婚して最初の1年は自分の実家で両親と暮らしていましたが、同じ愛知県内でもかなり奥まった場所なので、条件のいい仕事がなく、今年から名古屋市内に部屋を借りて、娘と住んでいます。
給与はさほど高くはないものの、正社員として採用され、来年は多少なりともボーナスも出るとのこと。
ただ、将来を考えると、やはりお金のことで不安がいっぱいです。貯蓄はまだ少ないし、前の夫から養育費はもらっていますが、ずっと続く保証はありません。
少なくとも、娘の教育費だけは充分に用意してあげたいので、そのためにはどうすればいいかアドバイスをお願いします。

教育費は計画的に
貯めやすい資金

結婚当時、相手の親御さんと同居されていたんですか?

同居はしていませんでしたが、あちらのお母さんは、私たち夫婦のことすべてに口を出し、何かと不満を言う人でした。私の服装や夕飯の献立、さらにはお金の管理まで。そういうことに、夫は何も言わず、基本的には母親の肩を持つだけ。そういった不満やストレスが積もり積もって、離婚の半年前くらいに円形脱毛症になってしまいました

離婚後、1年ほどで実家を出られていますが、結果的には良かったと思いますか?

実家だとどうしても親に頼ってしまいます。でも、経済的に自立しなくてはという思いがありましたので。おかげで仕事にも就けましたし、家賃はかかりますが、クルマが不要なので、その分の支出はなくなりました。実家だったら、クルマなしではコンビニにも行く気になりませんから(笑)

保険にまったく加入されていないのには、何か理由が?

必要であれば入りたい気持ちはあります。ただ、保険に入ると支出が増えますし、慎重に選んだ方がいいと思っているうちに、ついつい後回しに

わかりました。さて、ご相談はマネープラン全般、とくに教育費の準備が心配ということですが、教育費は必要な時期が明確で、かつ準備期間が長いので、計画的に用意しやすい資金でもあります。そのポイントは、しっかり積み立てるということです

相談者プロフィール

R・Mさん

愛知県在住 

性別
女性
年齢
24歳
職業
会社員

賃貸住宅住まい
家族は、長女4歳の2人。
長女は保育園に通う。

MONEY DATA

収入

  • 給与(手取り)15万8000円
  • 養育費4万円
  • 児童手当1万円
  • その他自治体手当2万9000円

月額合計 23万7000円

月間支出

  • 家賃6万4000円
  • 食費4万円
  • 水道光熱費1万5000円
  • 通信費(※2)1万円
  • 教育費4万円
  • 雑費2万円

合計 18万9000円

  • ※1 駐車場代、ガソリン代、保険料など
  • ※2 携帯・スマホ代、プロバイダー料金、有料テレビ代など

貯蓄/運用

  • 普通預金125万円

(毎月4万5000円~5万円預金)

公的援助や実家を活用しよう

教育資金は、高校まで公立なら家計から捻出するというのが、基本的な考え方。事前に準備すべきは大学資金ということになります。私立文系であれば4年間で400万円弱というところ。大学へ進学しても高校までと同じ水準の教育費は家計から捻出し続けるとすると、不足分は200万円程度。今から毎月1万円を積み立てれば、高校卒業までの14年間で168万円ですから、ほぼ大学資金のめどが立つことになります。

貯蓄については、現在のペースが月4万5000円~5万円。十分頑張っていると思います。また、一般に教育費は、小学校入学からグッと下がります。加えて、シングルマザーの場合、各自治体によって小・中学校での学用品や給食費などの援助もしくは免除があり、より負担は軽くなるはず。それに合わせて、貯蓄ペースも上がるでしょう。
そもそも、シングルマザーへの公的支援は多岐に渡ります。児童扶養手当やその他の育成手当の他、医療費の一部助成、保育料の免除・減免、所得税・住民税の減免、交通機関の割引、上下水道の減免、等々。自治体によって、内容は異なるケースもありますので、十分に確認した上で、家計に活かしていきましょう。

一方で注意したいのが、過剰な節約や頑張り過ぎる貯蓄。生活や仕事で無理をして、結果的に体を壊したり、ストレスがたまってはかえって逆効果です。ときに実家にも頼り、上手に支出もしながら、継続的に貯蓄ができることを目指してください。

保険については、R・Mさんが家計を支えていることや、現在の貯蓄額等を考慮すれば、最小限必要な保障は確保すべきと考えます。
R・Mさんに万が一のことがあったとき、ご実家がお子さんを引き取ってくれるとしても、死亡保障額として、2000万~3000万円は備えておきたいですね。掛け捨てで保険料の安い定期タイプの保険なら、家計を圧迫しません。また、死亡保障は子どもの成長に合わせて減額していくことが効率的なので、保険期間は10年更新型で見直しをするか、年々保障額が減っていく収入保障保険を利用すると、より保険料を安くできるはずです。

相談を終えてR・Mさんの感想

教育費の貯め方がわかり、焦りが消えました

離婚にはまったく後悔していませんが、お金の不安はずっとありました。
今回のアドバイスで、とくに教育費について必要な額やその貯め方がわかり、焦りがなくなった気がします。それと、よく考えれば、月に数回、実家に戻って、娘と2人、お腹いっぱいお寿司食べたりしていました(笑)。
そういう「ちゃっかりした自分」も活かししつつ、今後も頑張っていきたいと思います。

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