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2022年2月号(2)
その他
CFP®認定者 森村 利果香

3Gサービス終了と3G携帯電話の買い替えのポイント

 3G(第3世代移動通信システム)サービスは、2022年3月より順次提供が終了となります。それに伴い、シニア世代を中心に利用の多い3G携帯電話の使用ができなくなります。
このコラムでは、シニア世代が安心して新しい携帯端末に変更し、利用し続けるためのポイントをお伝えします。

まずはショップ選びから

 ご自宅近辺のサポート体制が充実したショップを探してみましょう。契約を自宅近所のショップで行えば、新しい携帯端末の使い方がわからない時に、ショップで操作方法を聞けるため安心です。
 一般社団法人全国携帯電話販売代理店協会では、消費者保護の充実への取り組みを行っている携帯電話ショップの認定制度「あんしんショップ認定制度」を展開し、認定ショップをHPで公表しています。このようなショップの利用を検討するのもいいでしょう。

買い替えの選択肢は4G携帯電話かスマートフォン

1.現在のサービスで満足している場合は4G対応携帯電話へ

 4G対応の携帯電話への買い替えで、これまでとほぼ同様に携帯電話を利用することができます。携帯電話の種類や料金プランも多くないため、契約の複雑さも軽減されます。

2.スマートフォンへ安心して買い替えし、使用し続けるには

(1)契約前に実際に使い勝手を試してみましょう
 無料のスマホ教室を開催しているショップがありますので参加してみましょう。開催日時や申込方法は店頭やHPで確認できます。

(2)契約時に可能な場合は、ご家族や近親者に付き添ってもらいましょう
 スマートフォンの契約は複雑です。端末の選択や料金プランをご家族などに一緒に検討してもらいましょう。ご家族と同じメーカーの端末に買い替えることで、購入後の様々なトラブルを避けることができます。
 通信事業者によっては「80歳以上の契約者を対象に、お客様の同意を得て、ご家族への意向確認を行うなど、より丁寧な応対に努める」といった自主基準を設定し、ご高齢の方の契約に配慮をしています。

(3)パスワード等の設定、管理にも注意が必要です
 使用開始時に設定するID、メールアドレス、画面ロック等のパスワードを忘失し、画面が開けない、機能が利用できないなどのトラブルも考えられます。ご家族と一緒に設定事項を考えると安心です。

携帯の契約でトラブルが起こってしまった時には~携帯契約の解除制度~

『「現在使用している3G携帯電話が使えなくなる」とのお知らせを読み、ショップに話を聞きに行ったところ、スマートフォンを勧められ契約し、帰宅後、使用しようと思ったが電源の入れ方もわからないため契約を解除したい』、こんな事例をよく耳にします。
 このような場合に適用される契約解除の制度はあるのでしょうか?
 ショップで携帯端末と通信サービスの契約を行った場合、契約解除には2つの制度があります。ただし、どちらの契約解除にも、利用料、手数料などの代金の支払い義務が使用者に生じます。

1.初期契約解除制度
 ショップ・電話勧誘等の販売方法にかかわらず、書面受領日から8日間は通信サービスのみ契約解除ができます。また、購入した端末は初期契約解除の対象外です。

2.確認措置制度
 サービス提供開始日から8日間以内に申し出て、電波の状況が不十分と判明した場合や契約前の説明等の状況が基準に達しなかったことが分かった場合は、初期契約解除制度に代えて、通信サービスだけでなく、購入した端末も契約解除可能な制度です。
 契約解除制度は、通信業者を変更した場合は元の契約に戻すのは難しいなど、対象外のサービスも多く、適用にはその他の取り決めもあります。契約書面で対象サービスに該当するか確認することが大切です。また、契約解除は契約書面に従って行うことになります。

まとめ

 シニア世代にとって使い慣れた携帯端末の変更は一大事です。新しい携帯端末を購入したのに「使えなかった」と残念な思いをすることなく、便利なサービスを楽しく安心して利用し続けるために、ご家族など近親者のサポートを得ながら携帯電話の買い替えを検討しましょう。

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