家計簿がつけられず貯蓄できません

家計簿はいつも挫折し、
夫は赤字家計を私のせいに。
イライラばかりの日々です

毎月、生活費がギリギリで、ここ最近は普通預金の残高が足りず、クレジットの引き落とし前日に、定期預金を崩し、お金を移しています。
しっかり家計管理しようと、計3回、家計簿にチャレンジしましたが、パートから帰れば、家事と育児に追われ、ついついさぼり気味。結局、毎回挫折してしまいます。
性格は細かいのに家計は人任せの夫からは、「貯蓄がないのはお前が無計画に使うからだ」と非難され、イライラは募るばかりです。
しっかり家計管理をして貯蓄できる家計にするにはどうすればいいでしょうか?

家計簿は家計管理に有効なツール

家計簿はどのくらい続いたのですか?

3回とも2ヵ月くらいでしょうか

つける時間を作るのがやはり大変でしたか?

それもそうですし、これは家計簿では致命的だと思うんですが、結局、その月の収支が合わない(笑)。レシートがなくて、何に使ったか思い出せないものもありますし。それと、これはどの費目に入れていいかわからない、とか。たとえば、子どもの友達の誕生日会に持っていったお菓子の代金は交際費なのか,レジャー費なのか、食費なのか……

なるほど。それでも少しの期間、実際に家計簿をつけてみて何か発見があったのではありませんか?

やっぱり、思ったとおり赤字だった、ということですね。気持ちが暗くなるので,それ以上は考えないことにしていました

毎月、クレジットの支払いで定期預金を取り崩しているとのことですが、クレジットの使用は多いのでしょうか?

ポイントがつくので、普段の買い物はほとんどと言っていいと思います。あと電気代やガス代、スマホ料金もクレジット払いにしています

わかりました。家計管理は、家計簿をつけなければできない、というわけではありません。しかし、家計管理の目的のひとつが、ライフプランに合わせて資金づくりをしていくことですから、日々の収支を把握し、それをコントロールする必要があります。それを実践するためのツールとして家計簿はとても有効なのです。では、なぜ家計管理に有効なのか、もう少し考えてみましょう

相談者プロフィール

C・Nさん

群馬県在住 

性別
女性
年齢
33歳
職業
パート

賃貸住宅
家族は、夫32歳、長女3歳の3人。
夫は会社員、長女は保育園。

MONEY DATA

収入

  • 給与・夫(手取り)22万4000円
  • 給与・妻(手取り)6万円
  • 児童手当1万円
  • ボーナス(年間手取り)44万円

月額合計 29万4000円

月間支出

  • 家賃7万2000円
  • 食費4万円
  • 車両費(2台※1)3万7000円
  • 教育費3万3000円
  • 通信費(※2)1万7000円
  • 家族の小遣い3万5000円
  • 交際費・娯楽費2万円
  • 保険料1万9000円
  • 雑費3万3000円

合計 30万6000円

  • ※1 駐車場代、ガソリン代、保険料など
  • ※2 携帯・スマホ代、プロバイダー料金、有料テレビ代など

貯蓄/運用

  • 普通預金5万円
  • 定期預金75万円

合計 80万円

家計簿は「継続」と「分析」が欠かせない

家計簿が家計管理に有効な理由は、お金の動きが数字として確認できるからです。収入に対して、どれくらい支出があり、結果、どれだけ貯蓄できたのか。また、家計が赤字であれば、それを修正しなくてはいけません。現状を知り、そのために家計をどう管理するのか。その答えはすべて家計簿にあるというわけです。

その家計簿で、まず重要になってくるのが「継続」です。
家計簿は少なくとも1年間継続しなくては、支出の傾向や全体像は見えてきません。毎月発生する固定支出や生活費の他に、年間もしくは数ヵ月毎に発生する支出(固定資産税、自動車税、保険料の年払いなど)の他に、不定期の支出(冠婚葬祭費、医療費、家電修理など)もあります。また、電気、ガス、水道は季節によって使用量が異なることも知っておく必要があるでしょう。

しかし、1年はおろか、2~3ヵ月で挫折してしまうケースが少なくありません。その要因はいろいろ考えられますが、往々にして家計簿を自ら難しくしているようです。
まず、細かい費目はやめて、最初は家賃、食費、光熱費、教育費、その他でもいいでのです。続けていくうちに自分の家庭に合った費目が自然と加わっていくはずです。つけるのが面倒なら、レシートを貼るだけにして、月末にその月の集計結果を出すだけでもいいでしょう。また、最近はレシートを撮影するだけで家計簿ができるなど、便利なスマートフォン用の家計簿アプリも登場しています。できるだけ、手間をかけずに家計簿をつける方法を研究してみましょう。
また、C・Nさんのように1円単位できっちり収支を合わせる必要はありません。あくまで大事なのは全体像をつかむことです。さらに、クレジットカードの多用も使った日と請求がずれるため、家計簿づけを複雑にしがち。必ず使った月の支出として計上するといったルールを作るか、クレジットそのものをしばらく使わないのも有効でしょう。

そして、家計簿でもうひとつ重要なのが「分析」です。
家計簿をつけても一向に家計が改善されないという人がいます。その理由の多くが、C・Nさんのように家計簿を見返さない、つけただけで満足してしまうといったケースです。
家計に無駄や節約できるところはないか。それをすることで、必要とする貯蓄ペースが達成できるのかどうか。そういった検討や見直しの叩き台が、家計簿というわけです。それができて初めて、C・Nさんが望む「貯蓄できる家計」が実現するのです。

FP相談を終えてC・Nさんの感想

家計簿というのは、私のように貯蓄できない
人間にこそ必要なものだったんですね。

これまで家計簿を挫折してしまったのは、気合いが入りすぎて
いたというか、完璧にしようとするあまりかえって家計簿を
難しい物にしていたようです。
スマホなら手軽に続けられそうなので、まずはそこからトライして
夫の鼻を明かすのが目下の目標です(笑)。

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