開催報告
日本経済の現状と課題〜明るい未来を拓くために〜
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日時2015年02月07日 12:30~14:30
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会場兵庫県私学会館
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課目/単位金融/2.0
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開催報告
講師:辛坊 正記氏
《プロフィール》
昭和24年、大阪府生まれ。
一橋大学商学部卒業。昭和48年に住友銀行(現在の三井住友銀行)入行。慶應義塾大学大学院経営管理研究科1年制課程を首席総代で修了。
コロンビア大学経営大学院修士(MBA、優等卒業(ベータ・ガンマ・シグマ会員))を取得。ニューヨーク信託会社社長、住友銀行アトランタ支店長、住友ファイナンスエイシア社長、国際金融法人部長を歴任。
日本総合研究所、株式会社日本総研情報サービス代表取締役専務を経て、平成24年7月よりエリーパワー株式会社取締役常務執行役員となる。 -
総評
総評:アベノミクスが始まって2年余り。円安、株高、公共事業を追い風にインフレへの転換と景気拡大を順調に進めた日本経済ですが、消費税増税をきっかけにデフレからの脱却と景気拡大は踊り場を迎えました。そういう中で放たれたのが日本銀行による金融緩和の第2弾です。日本経済を長いあいだ覆ってきた低成長と政府の財政問題はアベノミクスの2年を経た今、どうなっているのか。経済を成長させるというのはどういうことなのか。
アメリカは長く続いた量的緩和に終止符を打ち、金利引き上げのタイミングが取り沙汰される局面を迎えています。一方、欧州はこれまで景気を牽引してきた北部諸国の成長に陰りが見え、これまでの枠を超えた大胆な量的緩和に踏み出すか否かが注目を浴びています。
このような環境の中、アベノミクスで生まれた成長期待を息の長い日本経済の復活につなげて行くには何が重要で何に気をつけなければいけないのか。その辺りを整理してわかりやすくお話しして頂ました。