開催報告
FP の 伝える力 を 磨くー 顧客理解が深まり、人間関係も成果も変わる ー
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日時2025年12月13日 13:00~16:30
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会場日経ビル 日経ホール
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課目/単位倫理/3.5
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内容
第一部は、市川衛氏(医療の「翻訳家」/武蔵大学社会学部メディア社会学科 准教授)に「ガッテン流!専門知識の「翻訳」術 〜情報を正確に、やさしく、誤解なく届ける技術」と題し、第二部は、阿隅和美氏(WACHIKAコミュニケーションズ株式会社 代表取締役/CFPⓇ認定者)に「信頼獲得!FPの提案力がアップする伝え方」と題し、ご講演いただきました。
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第一部 市川衛氏
(第一部)
“医療の翻訳家”として、メディア発信や大学教員、団体運営などの取り組みを通じ、医療・健康・いのちに関わる難しい情報を、わかりやすく、役に立つ形で翻訳して多くの人に届けている市川氏。
市川氏には、医療業界で培われた専門知識の「翻訳」手法を軸に、FP実務に応用すべき具体的なポイントを解説いただきました。講演では随所に講師からのクイズや質問が取り入れられ、参加者が主体的に思考を深める工夫がなされていました。単なる聴講にとどまらない、非常に有意義な学びの場となりました。 -
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第二部 阿隅和美氏
(第二部)
元NHK衛星放送キャスターの阿隅氏は、20年以上にわたるメディア活動を通じ、のべ3,000回以上の取材・インタビュー経験をお持ちです。今回は、その経験から培われた独自の「価値をうみだす伝え方」を、FP業務の具体的な事例を用いて解説していただきました。わかりやすい説明の仕方や論理的な話の構成、信頼を生む対話の工夫について、提示された事例を通して「自分たちならどうするか」を具体的に考える構成となっており、実務に直結する実践的な学びの機会となりました。 -
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総評
第一部、第二部を通して、FPとして「伝える技術」をいかに磨くかについて、「伝えること」の第一線でご活躍されている講師のお二人から日々の業務に活かせる実践的な内容をご解説いただきました。
専門知識を正確に、かつ分かりやすく伝える技術はFPの介在価値を決定づけるものです。本講演を通じて得られたメソッドを日々の業務に活かすことで、より質の高いサービスの提供が可能になると感じられる大変貴重な講演でした。
今回の参加者は407名でした。
★次回の東京支部主催継続教育研修会(日経ホール)は、2026年2月7日(土)に開催します。




