開催報告
FPが押さえるべき“争族”回避と様々なケースの相続実践対策〜家族と個人、それぞれに最適な相続アドバイスとは〜
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日時2025年09月06日 13:00~16:30
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会場日経ビル 日経ホール
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課目/単位相続/3.5
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内容
第一部は、髙原誠氏(税理士 フジ相続税理士法人)に「親子で話す相続のリアル!“うちは大丈夫”が招く落とし穴〜円満相続に導くためのFPの役割と実践アプローチ〜」と題し、第二部は、花沢良子氏(司法書士・行政書士 司法書士法人花沢事務所)に「司法書士が語る失敗しない相続・遺言と『おひとりさま』時代の賢い終活」と題し、ご講演いただきました。
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第一部 髙原誠氏
(第一部)
相続に特化した専門事務所の代表税理士として、年間1,100件以上の相続税対策・申告・減額・還付案件に携わる髙原氏。
介護を原因として相続対策で揉めた例・困った例、介護の現状、相続をめぐる親と子のすれ違い等、誰にでも起こりうる事案について、相続対策の鍵「3つの目で4つの柱を見ること」の事例を挙げながらご解説いただき、さらに介護と相性の良い相続対策として、生命保険・民事信託・成年後見制度・自筆証書遺言・公正証書遺言の代表的なメリットデメリットを比較しながらわかりやすくご教示いただきました。 -
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第二部 花沢良子氏
(第二部)
司法書士・行政書士事務所を開業、おひとりさま世帯の終活や家族のいない方の生前対策などにも力を入れている花沢氏に、「おひとりさまは何が大変?」をテーマに遺言書や相続税について、「遺言書作成のポイント」では自筆証書遺言について、そして「終活で検討すべき項目」として財産管理契約、遺言作成、死後事務委任契約の具体的な内容をご解説いただきました。
講師への質問の時間では、皆様ご自身の体験や、今後の方針について熱心に質問されていて関心の高さを感じました。 -
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総評
第一部、第二部と通して、FPが押さえるべき“争族”回避と様々なケースの相続実践対策について、講師のお二人から丁寧にご解説いただきました。
いつか起こりうる相続、いざその時に慌てないためにも事前に知識を学んでおくことは、個人としてもFPとしても大切なことなのだと実感した大変勉強になる講演でした。
おひとりさまで自身の財産をどう守るか、引き継いでもらうか、もしもの時の様々な手続きは、とあらためて相続について、生き方について考える機会をいただきました。
今回の参加者は554名でした。 -
参加者の声(第一部:髙原誠氏)
・現在、介護の立場にあり、非常に役に立つ内容でした。ありがとうございました。
・相続は介護をみすえて対策することがあらたな気づきになりました。
・基本テキスト等で言及されることが少ない事例が取り上げられていて、相続対策や終活の参考になった。
・具体的な例を説明してくださったので、とても参考になりました。
・終活は遺言書だけでなく、いろいろなことを考えて動かないといけないなと改めて思いました。
・実際のユースケースを伺えると自分自身に置換えて考えられるため、イメージしやすく非常に有意義でした。
・介護施設で働いている私としてはとても興味深く実際に経験している内容でした。
介護とお金の関係について改めて学ばせていただき、とても勉強になりました。
・相続対策についての問題点や気をつけるべき点など分かりやすくご説明頂き、大変ためになりました。
・十人十色故に現場での実例は耳にしておきたいのでとても良かったです。
・終活についての認識が深まりました。 -
参加者の声(第二部:花沢良子氏)
・花沢先生のお話は、実在のケースのお話で本当に参考になった。
・自分自身がおひとりさまなので、死後の各種手続きについて、そろそろ真剣に取り組まないといけないし、同様におひとりさまでいる友人、知人にアドバイスできるようにしていこうと思いました。
・相続や遺言に関する最新の状況や知識を知ることができ、大変有意義でした。
・内容がとても充実していてそのお話しぶりにもとても感銘を受けました。自分も相続・遺言について勉強しようと思いました。
・実例に基づくお話が多く、アドバイス業務や日常生活に活かせそうだと思いました。
・おひとり様、また是非掘り下げてお願いします!もっと聞きたいです!
・実例を上げての講義でしたのでリアリティに富んでおり自分ごととして聴講できました。
・身近な話題を実務を踏まえてわかりやすく解説くださり、理解できた。今後の参考にしたいと思う。
・ちょうどおひとりさまのお客様とお話ししており、この先の生活に安心してもらう情報をいただき、良かったです。