開催報告
アメリカ大統領選挙による日本経済への影響
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日時2024年09月07日 13:00~16:30
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会場日経ビル 日経ホール
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課目/単位金融/3.5
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内容
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第一部 前嶋和弘氏
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第二部 吉崎達彦氏
第一部では、前嶋和弘氏に「米大統領選挙:その後の世界、そして日本」第二部では、吉崎達彦氏に「米大統領選後の日米経済と市場への影響」についてご講演いただきました。
(第一部)
上智大学総合グローバル学部にてアメリカ政治外交を専門とされている前嶋和弘教授より、アメリカ大統領選挙の行方と日本がどう対応すべきかお話いただきました。民主党候補のハリス氏と共和党候補のトランプ氏の支持率は未だ拮抗しており選挙結果の判断は時期尚早であるとしたうえで、両氏のどちらが勝っても日本がとるべき対応は”柔軟に対応すること”であると、政策の違いを踏まえながらご説明をいただき、深い理解を得ることができました。
(第二部)
株式会社双日総合研究所チーフエコノミストであり、メディアでも活躍されている吉崎達彦氏より、アメリカ大統領選挙の概要やハリス氏とトランプ氏の政策の違いについてご説明をいただくとともに、選挙結果がドル円相場に与える影響など、日本経済に及ぼすインパクトについてお話いただきました。自民党総裁選も絡めた今後の日米関係や為替の展望等、様々な視点から大統領選を考察する貴重な機会となりました。 -
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総評
「アメリカ大統領選挙による日本経済への影響」のテーマについて、講師のお二人から旬の話題を非常に分かりやすくご説明をいただきました。
大統領選挙はアメリカ国内にとどまらず、日本の金融市場にとっても根底を揺るがす波乱要因となります。
金融相談を受けるFPは国内だけでなく世界情勢に対しても、常に情報を収集し、知識をブラッシュアップし続ける必要があります。
大統領選挙を起点として世界の経済情勢について最新の状況を学ぶことができ、とても満足度の高い研修会となりました。
今回の参加者は348名でした。