開催報告
国民の資産形成とFPの役割
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日時2016年11月24日 18:20~20:30
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会場東京証券取引所ビル 2階 東証ホール (西玄関)
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課目/単位金融/2.0
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内容
第一部では「資本市場政策と中立的投資アドバイザー」と題し、伊藤宏一氏(千葉商科大学教授、CFP認定者)に、第二部では「老後のための資産形成をどう考えればいいのか」と題し、野尻哲史氏(フィデリティ退職・投資教育研究所 所長)にご講演いただきました。
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伊藤 宏一 氏
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野尻 哲史 氏
本研修会は「国民の資産形成とFPの役割」をメインテーマに、東京支部としても初めての試みとして、目的を共有した東証(JPXアカデミー)と共同開催で行いました。
また、2016年3月28日の日本FP協会リリースの、 「ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者・AFP認定者)による国民の資産形成を推進するための取り組みに関する報告書」に基づき、顧客のライフプランニングに立脚した「中立的アドバイザー」養成のため、東京支部としてのアクションプランの第1弾に位置付けておりました。
(第一部)
昨今の資本市場政策の経緯とフィデューシャリー・デューティの重用される背景をもとに、いかに中立的投資アドバイザーが求められているのか、その必要性についてお話しいただきました。
(第二部)
老後のための資産形成に対する社会的ニーズに対する客観的データをもとに、本来的にFPに求められる情報収集スキルや提案対応スキルについてお話しいただきました。 -
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総評
ファイナンシャル・プランナーが、顧客のライフプランニングに立脚し、「中立的アドバイザー」として資産形成・資産運用に対する相談対応を自信をもって行うには、相応のスキルを要すると思われます。また、いかに大きなニーズであるのかもお伝えできたと思っております。
ですが、そのための実務的なトレーニングもさらに必要となります。
来年度以降には、そのための研修会も検討していきたいと考えております。
なお、今回の参加者は都内で実に54年ぶりの11月の降雪となる中 168名でした。