開催報告
米中貿易摩擦と内外経済の行方
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日時2020年02月15日 13:00~14:30
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会場ペリエホール
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課目/単位金融/1.5
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総評
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牧田氏 講演風景
世界経済は景気後退に陥る境目とされる3%近辺まで伸びが鈍化。中国は輸入が前年比マイナスで、成長率で示される以上に景気は下振れ。2020年の世界経済は、米中貿易摩擦や中国経済の中長期的に成長鈍化が続く構造問題等もあり、保護主義が強まる中、世界経済は低成長フェーズへ向かう。そうしたなかでも、半導体を中心に2020年は上向く公算が大きく、世界的に景気は持ち直す。ただ、現在の新型コロナウィルスの問題が長引くようであれば、上向きは先送りになる可能性もあると説明されました。
このような状況下において、日本経済は、消費税に伴う駆け込み反動が一巡するにつれ、穏やかに持ち直し、五輪後の失速も回避されると説明された。株価は、基本的には上昇基調にあり、米金利上昇余地が限られる中、大幅な円安は期待薄であるが、需給が円高を抑制すると説明されました。 -