開催報告
令和7年度税制改正が個人の生活に与える影響〜103万円の壁を中心に〜
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日時2025年07月06日 13:30~15:30
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会場尾張一宮駅前ビル(i-ビル)2階 大会議室
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課目/単位タックス/2.0
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令和7年度税制改正が個人の生活に与える影響〜103万円の壁を中心に〜
CFP®認定者である平川貴久講師の「令和7年の改正は、例年の改正とはちょっと違う」という第一声で、講義が始まりました。少数与党であるが故の税制改正の日程のズレや野党との調整に関する話題と、国会で予算案が70年ぶりに減額修正されたというレアケースのお話が、本題への興味をそそられました。そしてメインテーマは、令和7年度の税制改正によって引き上げられた所得税の「壁」です。所得税が発生する「103万円の壁」が「160万円の壁」になったことと、納税者が配偶者控除を受けられる「103万円の壁」が「123万円の壁」になったことをご説明いただきました。「税金の関わる壁で手取りの逆転は生じない」というお話の後に、手取りの逆転のある「社会保険の壁」についてお話しいただき、6月13日に可決した、いままさに旬の年金制度改正法案について詳しく解説してくださいました。最後に、特定親族特別控除や確定拠出年金の拠出限度額引上げ、退職所得控除の調整規定等の見直しなど、他の税制改正にも触れていただき、幅広く解説してくださった中身の濃い継続教育研修会となりました。
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