開催報告
資産形成と資産活用〜生涯を通じたお金との向き合い方〜
-
日時2025年05月17日 12:45~14:45
-
会場名古屋国際センター 別棟ホール
-
課目/単位金融/2.0
-
資産形成と資産活用〜生涯を通じたお金との向き合い方〜
60代からの資産活用や資産の取り崩しの話を中心に、合同会社フィンウェル研究所の野尻哲史氏にご登壇いただきました。
現役時代(資産形成)と退職後(資産活用)を山登りと下山に例えて、資産を貯める山登りは、目的・目標・手段を決めることが重要であること、目的は「楽しい退職後生活を送ること」、目標は「貯めたい資産額」、手段は「資産運用」などになることをご説明いただきました。資産を取り崩す下山は、70歳、80歳、90歳といった節目の年齢における資産残高の計画を立てて資産水準における満足度を下げない工夫をすること。また、取り崩しは金額ではなく「率」とし、運用と引き出し額のバランスをとる重要性を解説していただきました。
投資信託の過去10年間の運用成果についての話もあり、投資信託の運用成果が自分達の想定よりも高いことや長期投資を納得して行う必要があることを理解できました。何のために資産を作り上げるのかと同様に、その資産を何のために使うのかを考えることも顧客への重要なアドバイスになるとのことで、今回の講演はFPとして貴重な学びを得る機会になりました。 -