SG「ちえみに」ゼミ 新御堂筋
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テーマ
チャイナリスクと日本企業の今後
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日程
2012年11月4日(日)
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時間
15時00分~16時00分
(所要時間:1時間00分) -
活動場所
新大阪丸ビル「新館」8階807号室
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講師
SGメンバー 富士本 恵 AFP
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課目
・金融資産運用設計
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単位数
1単位
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参加人数
合計12名
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コメント
勉強の具体的内容
1.日本企業の中国進出状況
「ものづくり大国」の日本では、高い技術力、生産力の一方で、多くのメーカーが生産拠点を海外へ移す。背景には、法人税、人件費、関税、環境制約、円高、震災による電力不足による六重苦がある。2010年のJETROの調査では、日本企業が3年連続で中国に対する事業拡大比率のトップである。
2.中国進出のメリット・デメリット
メリットは、安いコスト。産業が集積していて部品調達が容易など。デメリットは、経済成長に伴い労働賃金が上昇。ストライキの頻発。歴史問題による反日デモ。
3.日本企業の今後
実際には中国離れはすでに起こっていた。
ナイキ⇒2011年から中国からベトナムへ
ユニクロ⇒バングラデイッシュへ
中国の次はどの国か。
①ベトナム⇒人件費も中国の3割~6割。人口の3分の1が若者労働者。識字率も90%。初期投資を抑え、短期間で現地生産が可能な「レンタル工場」のニーズが高まっている。
②タイ⇒海外企業に対する税優遇あり。多くの自動車メーカーが生産拠点を置く。雨季のリスクもある。
③インドネシア⇒豊富な天然資源あり。政治も比較的安定。日本では「セブン・イレブン」が進出している。
4.リスク分散先は、海外だけ?日本は本当に外需
頼みなのか。
総務省発表のGDPに占める各国の輸出依存度は、2010年度で、韓国46%、中国26.8%、ドイツ38,5%、日本14.1%と
日本は輸出絶対額でみれば、ドイツに次ぐ4位。GDPの8~9割近くが内需が占めている。また日本の海外生産比率は、20%前後。
資料1.中国の歴史について
資料2.反日出もの歴史
資料3.中国の愛国心とは