東京SGスタートアップグループ
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テーマ
「一杯の牛丼が分かると日本経済のこれからが見えてくる!」
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日程
2013年10月15日(火)
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時間
18時30分~20時30分
(所要時間:2時間00分) -
活動場所
豊島区勤労福祉会館第7会議室
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講師
佐藤 毅史様(TSPコンサルティング株式会社代表取締役 SGメンバー)
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課目
・金融資産運用設計
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単位数
2単位
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参加人数
合計21名
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コメント
なぜ牛丼なのか?
講師の先生自身が学生時代大手牛丼チエーンでアルバイトをしていた経験を活かし私たちにより身近な飲食業界の現状から日本経済の展望がどうなるのかを解説していただけました。
1)はじめに
・サラリーマン平均年収の推移
・会社員を襲う負担増の現実
・日経平均株価と小遣いは相関関係が高い!
・平均昼食代金と昼食の内訳
2)飲食業界を取り巻く環境及び現状
・価格競争の現状
3)飲食業界に学ぶ!経済の原理と普遍性
・牛丼チェーン各社の収益商品と利益の源泉
・なぜ吉野家は業界シェアトップを失ったのか?
4)飲食業界に見る!日本経済のこれから
・歴史的円高の陰で
・パラダイムシフトの必要性
・安価な商品がもたらす弊害
・外国人労働者の存在
5)時代は”所有”から”利用”へ
6)まとめ ・コモディティの値上がりは避けられない!
・価格競争によるジリ貧戦争は終焉である。
・消費者にも節度が必要である
結論
・デフレに喘ぐ飲食業界、根本となる出口は未だ見つからず・・・
反転攻勢の見込みは低く、大きな変化は見込めない
→自分で自分の首を絞めた結果とは言え、長期デフレに対する
具体的なソリューションは未だ見つからず・・・特にファストフード
業界の不振は今後も継続すると推察
・アベノミクスによって日本経済復活!?円安相場の恩恵はゼロ
→円安によって、輸出企業は復帰するも資源・食糧の多くを
輸入に頼る日本にとって、家計のへの影響がダイレクト!
経済復活も物価・支出増によって、家計負担=生活は依然厳しい・・・
・デフレからインフレへの脱却と価格決定、使用権ビジネスに活路あり!
→株コラム執筆講師の推察、衰退産業・活性産業の違いを紐解く!
講義ではどこかの資料を引用するのではなく、先生自らが実地調査を行なって独自にデータ作成した大変ユニークなものでした。このような柔軟で鋭い視点が
高い評価を得て、今年4月に「一杯の牛丼から見えてくる日本経済の軌跡とこれから」の出版に至ったそうです。同書ではTVでもおなじみの経済評論家森永卓郎氏と東証一部上場の㈱ネクシィーズ創業社長の近藤太香巳氏より著作推薦を受けるなどして、話題になっている若手起業家の一人として
話題となりました。