SG遺言・相続・成年後見研究会
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テーマ
遺言・相続・成年後見制度
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日程
2009年10月21日(水)
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時間
18時30分~20時30分
(所要時間:2時間00分) -
活動場所
渋谷区立勤労福祉会館
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講師
高橋恵美子 (SGメンバー)
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課目
・相続・事業承継設計
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単位数
2単位
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参加人数
合計30名
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コメント
Q82 相続税の延納と物納について
相続税は申告期限までに、金銭で納付する事が原則 だが、相続財産が不動産や、自社株中心で支払うべ き相続税の資金繰りがつかない場合には、延納
または物納の制度がある。
・相続発生から申告納付までの流れ
金銭納付ができない → 延納ができない → 物納
・延納の要件
金銭納付が困難である場合、相続税額が10万円超
利子税の率と、延納期間 特例割合を勘案する
・物納の要件
延納での納付が困難である場合の処置
その際、管理処分不適格財産、物納劣後財産に
留意する必要がある事等について、研究を深めた
Q83 非上場株式の評価について
非上場株式は、国税庁が定めた一定の計算式に基い て評価するが、「同族株主」に該当するかどうかに よりその評価が違う。主な評価上場には
・類似業種比準価額方式
・純資産価額方式
・配当還元価額方式
取引相場のない株式についての納税猶予制度の
仕組みと計算方法を確認し、研究を深めた。
Q84 借地権の相続について
賃貸借契約に基いて、賃借人が目的不動産を使用収 益できる権利を賃借権と言う。建物所有を目的とす る賃借権は、借地借家法によって保護されており借 地権と言われる。
それらの評価の方法は、
借地権の評価の仕方
自用地×(1-借地権割合)
貸家建付地の評価の仕方
自用地×(1- 借地権割合 × 借家権割合)
とされており、それぞれの具体的例を用いて、研究 を深めた。