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活動報告
  • テーマ

    大統領選挙でどうなる?2024年後半の世界経済、金融市場、そして日本

  • 日程

    2024年7月13日(土)

  • 時間

    15時30分~17時30分
    (所要時間:2時間00分)

  • 活動場所

    四谷地域センター 11F 集会室4

  • 講師

    大井 幸子(おおいさちこ)氏、外部講師
     株式会社SAIL代表(Strategic Alternative Investment Logistics)
     武蔵野大学客員教授、年金シニアプラン総合研究機構 理事
     ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会 理事
     ウォール街で20年以上のキャリアを持ち、ヘッジファンドなど
     オルタナティブ資産の運用に関して論文・記事、講演多数。
     日米の金融、政治経済面で幅広い人脈を持ち、国際金融アナリスト、
     ユーチューバー(5万人以上の登録者)として金融経済情報を配信中。
     1981年 慶応大学法学部卒業
     1987年 慶応大学大学院経済学研究科博士課程満期退学、
     1988年 ジョンズホプキンズ高等国際関係大学院SAIS修士課程修了
     1989~2006年 ニューヨークでムーディーズ社アナリスト、
         リーマンブラザーズとキダーピーボディ社で債券リサーチと営業
     2001年 SAIL LLCをニューヨークに設立
     2007年 UBPインベストメンツ東京支店営業戦略取締役(スイス大手PB)
     2009年 東京にてSAIL社営業再開
     2015年 SAIL投資助言業務を開始
     個人向け資産分散・長期運用ポートフォリオの構築と実践、金融教育を推進。

  • 課目

    ・金融資産運用設計

  • 単位数

    2単位

  • 参加人数

    合計17名

  • コメント

     2024年後半の世界動向の予測について、米国の影響を踏まえながら解説。
     21世紀は「超限戦」と呼ばれる新しい戦争の時代に入った。これは、それまでのテロとの戦いから、通常の陸・海・空や極超音速ミサイルに加え、宇宙空間・サイバー空間・バイオなど見えない相手も加えた5次元の戦争になっているということ。コロナ過から欧米を中心とした中国包囲網が敷かれたが、対する中国は一帯一路構想やBRICsとの重商主義貿易などで対抗。また、ウクライナ戦争による経済のブロック化で自由貿易体制の崩壊を招き、中露を基軸とするBRICsプラス経済圏での取引が進んだ。
     世界の動向に大きな影響を及ぼす米大統領選については、現時点では「もしトラ・ほぼトラ」を基に動いており、その場合、経済では米国第一主義の保護貿易に対する警戒が高まり、同時に減税政策への期待から金融市場では選挙後に上昇が見込まれる。但し、不測の事態が起これば、マーケットが大幅下落するリスクもある。また、連邦議会議員選挙結果も経済の動向に大きく影響する。
     米国の金利動向がドル円相場に大きな影響を与えるが、金利は下落の可能性が高い。米国の株価は最高値が続いているが、リーマンショック以降センチメント(心理的)な影響が大きく、ボラティリティ(変動性)が高くなっているので注意。株高は主に巨大IT企業が牽引していて、かつてのITバブルを彷彿させる。ドル一強が続いており、日銀の介入による日本の株価下落に懸念。