テーマ

知っておきたい税の知識Ⅱ～青色申告の特典＋国税調査の取組み～

日程

2022年10月8日(土)

時間

15時30分～17時45分
(所要時間：2時間15分)

活動場所

Webセミナー（Zoom）

講師

伊藤 賢一（いとうけんいち）氏 /CFP
　SGネクストメンバー、税理士

課目

・タックスプランニング

単位数

2単位

参加人数

合計11名

コメント

（新型コロナウイルス対策のため、ZoomにてWebセミナーを実施）
　元国税専門官の経験を基に、税金に関しての解説を行った。
　青色申告は、所得税の申告納税制度で、承認申請と一定の帳簿の記帳・保存が必要。確定申告2,250万件のうち、青色申告は572万件（法人260万件、その他個人）。特典としては以下３点がある。
・家族への給与が経費となる（適正金額で）。
・青色申告特別控除（正規の申告で55万円、eTaxで＋10万円）。
・純損失の繰越・繰戻が可能。
しかし、それ以外に真の特典がある。
・更正の制限：帳簿の調査に限定して是正等が行われる。
・推計課税：間接的資料による認定は受けない。不備があれば承認取消。
国税当局は業務負担が非常に大きくなるため、上記２点に関わる調査には及び腰。
　国税庁レポート2022から国税調査取組みの重点課題として、租税回避、富裕層対策、消費税不正還付、大口・悪質事業対応が挙げられている。税務署等が任意で行う税務調査は7万件以上/年。国税庁査察部が強制力を持って行う犯則調査は200件程度/年、期間６ヶ月以上/件。納税不備に対するペナルティとして延滞税と加算税がある。申告漏れ業種は、かつて風俗関連がトップだったが、現在はコンサル業。