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SGネクスト

活動報告
  • テーマ

    コロナ禍で考える、オンライン診療と終末期医療

  • 日程

    2021年5月8日(土)

  • 時間

    15時30分~17時45分
    (所要時間:2時間15分)

  • 活動場所

    Webセミナー(Zoom)

  • 講師

    松川 紀代(まつかわきよ)氏 /AFP
     SGネクストメンバー

  • 課目

    ・ライフ・リタイアメントプランニング

  • 単位数

    2単位

  • 参加人数

    合計18名

  • コメント

    (新型コロナウイルス対策のため、ZoomにてWebセミナーを実施)
     医療の選択の幅が広がり予備知識が必要であるオンライン診療と終末期医療について解説。
     オンライン診療はコロナ禍をきっかけに対象が大きく広がった。医療費に影響する保険点数は、一般に対面よりオンラインが安価で済むが、対面の必要性が発生した場合も考慮した医療機関の選定が必要。外出自粛やマスク生活で美容医療や審美歯科といった自由診療のニーズが増えた。
     処方箋無しで病院の薬が買える零売薬局があり、薬剤師と相談して一般薬より効果が高い医薬品を購入可能。
     終末期医療では各種選択が迫られる。心肺蘇生としての人工呼吸器や心臓マッサージ、昇圧剤や水分摂取、経鼻栄養・胃ろう・静脈栄養という栄養補給の方法など。入院時には、必要性に応じた差額ベッドの利用有無。また、尊厳死(延命治療行為の中止)や安楽死(積極的絶命行為)の問題もある。
     生命保険(死亡保険、医療給付金)は3親等以内の親族が代理請求できる。
     医療行為に納得できない場合には、通常の話し合いやカルテ開示依頼の他に、医療ADRという弁護士関与での紛争解決手段(費用減、短期間、非公開)もある。最終手段として医療訴訟があるが、起訴率も低く、費用・期間的なデメリットが多い。損害額(金銭面)が争点となってくるので、気持ちの部分での納得感が得られにくい。また、医療事故調査制度もあり、責任追及や遺族救済が目的ではなく、原因究明と事故の再発防止が目的であるが、遺族側の納得感は得やすいかもしれない。