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SGネクスト

活動報告
  • テーマ

    年金2000万円問題とはなんだったのか?

  • 日程

    2020年6月20日(土)

  • 時間

    15時30分~17時15分
    (所要時間:1時間45分)

  • 活動場所

    Webセミナー(Zoom)

  • 講師

    西巻 樹一 (にしまききいち)氏 /CFP
     SGネクストメンバー・代表

  • 課目

    ・ライフ・リタイアメントプランニング

  • 単位数

    1単位

  • 参加人数

    合計24名

  • コメント

    ★新型コロナウイルス対策のため、今回初めてZoomにて会員のみのセミナーを実施。
     年金2000万円問題の基となった金融審議会の報告書の内容を分析・解説。人生100年時代が到来しており、健康寿命や認知症が社会問題になっている。日本の高齢者は働く意欲が高く、働いている割合も高い。
     そもそもこの問題の発端は、持ち家の高齢者夫婦無職世帯の場合、収支が毎月5万円強の赤字が見込まれ、年金水準が変わらなければ30年間で約2000万円不足するという試算が前提となっている。この報告書では高齢社会における長期の資産形成・管理の重要性を説いていて、100年安心年金が年金だけで安心して暮らせるわけではないことを白日の下にさらしてしまった。日本の家計では他の諸外国と比べ現金預金の偏りが大きく、金融資産を証券へシフトさせたいという思惑もあった。
     その直後に出された年金の財政検証では、所得代替率が加齢と共に低下し、現20歳が現状の年金水準を享受するためには68歳まで働く必要がある。将来的に年金は減っていき、年金不足は2000万円どころではなくなる。
     尚、この2000万円というキーワードであるが、「平均退職金」「高齢世帯の平均貯蓄額」「老後の蓄えの不足感」もそれぞれ2000万円で一致している。