テーマ

ＦＰの立場で考えるサイバー攻撃による金銭詐欺、金融機関での情報流出

日程

2017年7月1日(土)

時間

10時00分～12時00分
(所要時間：2時間00分)

活動場所

中央区立 　新場橋区民館

講師

鎌倉　正行氏（当会会員）

課目

・ＦＰ実務と倫理

単位数

2単位

参加人数

合計20名

コメント

１．概要
　　最近、新聞テレビを騒がせているランサムウェア、
銀行クレジット会社でのカード詐欺、フィッシング詐欺
、日本年金機構での情報流出などを中心にFPが
　　①個人として②対顧客情報・資産の保護として
③法人アドバイザーとして、３つの観点からそれらに
対する対処を①技術的②人的リテラシー③保険等による
　　リスク低減の可能性と注意点を解説
２．サイバー攻撃とは
　　・ウィルス、マルウェアとは？
　　・マルウェアの侵入パターン
　　・サイバー攻撃、それに関連する犯罪やトラブル
３．サイバーセキュリティの脅威
　　・全世界でのサイバー攻撃実態
　　・警察庁サイバーセキュリティ対策本部のデータを元に件数、事例を解説
　　・情報セキュリティ10大脅威2016（IPA）の元に個人・組織の被害を解説
４．誰がサイバー攻撃を仕掛けるのか？
　　・トレンドの変化
　　・闇の世界の市場
　　・ダークウェブでの商品市場
　　個人情報、闇市場の実態、マルウェアソフトの価格などを解説
５．オンラインバンキング詐欺
　　・クレジットカード犯罪
　　・コンビニATM不正引き出し事件
　　・預金者保護法
６．ランサムウェアを使った詐欺・恐喝
　　・世界同時多発ランサムウェア攻撃と対応
　　世界、日本での攻撃被害報道を解説
７．標的型攻撃の事例として日本年金機構での個人情報流出の事例を解説
８．個人として対応すべきこと
　　・PC、OS、各ソフト、セキュリティの更新
　　・バックアップ
　　・パスワード管理
　　・メール、ブラウザの取り扱い注意
　　・スマートフォンなどの適正な管理
　　・SNSの注意点
９．企業での対策状況
　　・企業での被害防止方法
　　・サイバー保険の活用
　　・個人情報漏洩事故の裁判例
　　・サーバー保険事故想定事故例として被害額を解説
１０．日本のサイバーセキュリティ対策体制
１１．今後の懸念事項

講義を通して、FP個人としてサイバー攻撃の脅威を学習し、顧客情報、個人情報を守る為の方法や被害対策について学習いたしました。