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SG-Nextステージ千葉

活動報告
  • テーマ

    FPの母 秘伝 濃厚ライフプランニングの作り方 と 戦争体験からの知恵

  • 日程

    2013年10月22日(火)

  • 時間

    18時45分~20時45分
    (所要時間:2時間00分)

  • 活動場所

    I-Linkルーム ルーム2

  • 講師

    小野 瑛子 様 (外部講師)㈲オフィスオノ 代表取締役
    家計の見直し相談センター 代表 2013.6 退任
    生活デザイン㈱ 代表 2013.6 退任
    経済・流通分野を中心とした取材・執筆活動を経て、1988 年ファイナンシャルプランナーとして独立。一般家庭のライフプランを作成したり、資金計画や保障計画などの相談業務に携わる。2001 年「家計の見直し相談センター」を設立し、一般家庭を対象としたFP業務へ本格的な取り組みを開始。
    『あなたの生命保険』『こうすれば保険料は半額になる』『炎のメモワール』など著書多数。

  • 課目

    ・リスクと保険

  • 単位数

    2単位

  • 参加人数

    合計15名

  • コメント

    【ご案内】
    「今までのライフプランでいいのか!?」
    放射能 消費税増税 憲法改正 起こり得るリスクを考えてライフプランを立てているFPは全くいない。
    保険会社の言いなりになっているFPに喝を入れるFP界の母的存在小野氏。
    どのようなスパイスを入れ顧客のライフプランを作るのか?その秘伝の方法を伝授。
    「老後資金目標は決めるなぱ」では、小野氏はどのように老後資金を作るのか?
    超ベテランFP小野氏がFPとして大切にしている要素の一部とは・・・
    「顧客の人間力育成」顧客にライフプランや金融商品を提供するだけではなく、FPは顧客の人間力の育成にも寄与しなければいけない。
    「覚悟」小野流の覚悟とは、第二次世界大戦を経験し、広島で原爆被害にも会い、「生きる」ということに必死だったからこそ辿り着いた「覚悟」。ご自身の戦争や被爆の体験、現在起きている原発や放射能の問題、それらを視野に置いたリスクマネジメントついてじっくりとお話いただきます。FP だけではなく、一般の方にも聞いていただきたい内容です。


    【終了報告】

    ●科目と申請予定単位数
     科目名:リスクマネジメント
     単位数:2単位

    ●参加人数
     15名

    ●FP学習ガイド
     FP4 1(1)~(3)、15(5)、16(1)~(2)、19(1)~(2)に該当


    【学習内容】

    ・ライフプランの歴史
    ・ファミリーリスクマネジメントの必要性
    ・リスクマネジメントプランの作成手順
    ・リスクへの心構え 等


    【導入・自己紹介・FPになるまで】

    広島出身。6歳の時被爆。爆心地から1.5km。
    今は原爆の語り部している。

    FPとして第一線で仕事をしていた時は
    語り部を中止していた。

    最初の仕事は全然人が集まらない。
    最初の方の講演は2~3人がほとんど。
    最盛期は1000人くらい。
    日本で一番人が集まる女性講師の一人に選ばれたりもした。

    1人であろうと1,000人であろうと同じ人。
    わざわざ来てくれた人。
    講演の2時間は、その人にとって大事な2時間。
    1人1人大切に接した時、結果として口コミで人が増えていった。

    昔フリーライターの仕事をしていた。
    最初は小さな仕事。
    ある日、「どんな仕事したい?夢ある?」と聞かれる。
    やりたいことを答えると「そんな仕事はない」と言われる。
    だけど、「一つだけ仕事がある。」とのこと。
    お金関係の記事が必要。当時お金の話をする事は卑しいというイメージ。
    だからマネーの記事を書く人がいない。
    需要と供給がマッチした。

    最初はいやだった。だけとつながりが欲しかった。
    いずれ羽ばたけるだろうと思う。

    しかし、お金の記事を書いているうちにお金の大切さを知った。
    そしてみんなお金のことを知らない事を知った。
    この分野でやっていこうと思った。
    知らない自分が学ぶのと同じように消費者の立場から書いていった。
    気がついたら売れていた。
    記事がわかりやすい、簡単、親切という評価をもらう。


    【FP協会の立ち上げ時期と小野さんの仕事】

    ダイヤモンド社からFP協会を設立するからテキストで
    FP概論を作って欲しいと依頼される。
    初めてのFP概論を執筆。それが今でもベースになっている。
    良い経験をさせてもらった。


    家計簿なんていう物は江戸時代からあった。
    ライフプランの概念は1970年代後半からあった。
    FPがそういう物を作ったと言うのは勘違いで気をつけること。

    キャッシュフローの概念はなかった。
    キャッシュフローマネジメントの概念を家計に取り入れたのは
    ファイナンシャルプランナー。

    近財、近代セールスはFP協会より先行していた。
    ただ、近財、近代セールスは金融機関をメインとした場であり
    一般の人は受講できなかった。
    FP協会は一般向けに展開。ここでキャッシュフローマネジメントを
    取り入れた。


    【それから時間が経ち振り返る】

    原爆時に黒い雨をずっと浴びていたので、
    65歳くらいに急性放射能障害になった。

    65歳で一度仕事を辞めた。

    今思うこと、

    「夢をかなえるライフプラン。」

    これに基礎の基礎から関わってきた。
    FPの仕事でこのイメージがどれくらいあるのか??


    戦後は日本経済成長してきた。
    昔は上に上がっていった。
    今はちょっと違う世代。


    社会保障の変化、雇用の変化を今一度振り返ってみよう。
    憲法改正についても考えてみよう。
    大正時代くらいから考えてみるとよいですよ。

    (本論へ)