SG県西ふじみ野
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テーマ
第一部:他人事じゃない「相続対策」
第二部:「おさえておきたい国民年金のしくみみと活用!」 -
日程
2013年8月11日(日)
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時間
13時00分~17時00分
(所要時間:4時間00分) -
活動場所
埼玉県ふじみ野市立産業文化センター
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講師
第一部:堀切千草氏(SGメンバー)
第二部:大沼文子氏(SGメンバー) -
課目
・ライフ・リタイアメントプランニング
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単位数
3単位
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参加人数
合計40名
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コメント
[講師の感想]
■今回初めて講師をやらせていただきました。このような機会を与えていただき、高伊会長をはじめ皆さまに感謝申しあげます。
資料作り、構成、話し方等、反省点はたくさんありますが、知識のあるFPの方々の前でお話させて頂いたことは、私にとって大きな自信となりました。そして、初めていただいた「友情メモ」とても嬉しかったです。「具体的な事例問題の検討が良かった」とのご意見を多くいただきました。
細かなとことまで決めなかったことが幸いして、「仮にこの人が・・・」「こんなことも考えられる・・」等々、どんどん話が膨らんで予想外にご意見をいただき、さすがFPの集まりだな!と感じると共に私自身、とても勉強になりました。皆さま、どうもありがとうございました。
■大沼さんと私とでは、「友情メモ」の形式が違っていたので、大変だと思いました。久喜フォーラムに向けて、貴重な厳しいご意見ご感想、また激励のお言葉もいただき、大変勉強に、また励みになりました。
驚いたのは、女性より、男性の方からの、厳しいご指摘が多かったことです。記名形式の「友情メモ」でしたが、殆どの方のお顔とお名前が一致しないのに、忌憚のない貴重なご意見・ご感想をたくさん下さり、本当にありがたいと思いました。SG県西勉強会で、久喜フォーラムプレセミナーをやらせていただき、良かったです、感謝です。
「板書が見えなかった、分からなかった」と言うご意見の方が数名いらっしゃいました。当日ホワイトボードが連絡事項等で埋まっていたので、スペースがなかったところに、むりやり書いたので、板書は確かに分かりにくかったと思っております。普段、何とも思わずに使っている法律用語は、もっと分かりやすく説明しなくては、なりませんね。レジュメを全て話し切らなくてはならない、と言う切迫感があって、余裕がなかったと思います。
そのせいもあって、一本調子になってしまった・・・(笑)高伊さんのように、笑いながら、歩きながら、私が講師ができるようになるまで、道は遠いなぁと思いました。
久喜フォーラムは、一般の方々に対してのセミナーだから、「楽」ということは無いと思っております。専門用語を分かりやすい言葉で伝えることは、簡単ではありません。SG県西プレセミナーで、皆さんからいただいた貴重なアドバイスを糧に、久喜フォーラムに向けて、気を引き締めて頑張ります。私のような者に、セミナー講師の機会を与えてくださり、ありがとうございました。心より、感謝申し上げます。
[初参加の方の感想]
■先日は勉強会に参加させていただき有難うございました。相続・社会保険とも改めて学習できました。社会保険は仕事で接する機会も少ないので、参加できて良かったです。
堀切さん、大沼さんとも、立派な講義でした。堂々としおり、わかり易い資料でした。一般向けにはとても良いと思いました。有難うございました。
[既会員の感想]
■今日も、女性講師の独壇場でした。男性が情けなくなりすぎているのかとも思いますが、次回以降は私を含めて男性陣が意を決して講師役を勤めようとしているのだと思います。
堀切さんの説明は、大変分かりやすかったです。時間内に無駄なく納める配分と、説明のスピードも一般の人に十分理解されるのではないかと思います。蓮田では、自分から手を上げて講師をされているとのこと。心根の強さを感じます。
大沼さんの説明や資料の準備も手際よかったと思います。会員の声に応えた資料もばっちりだったと思います。基金については、あそこまで細かくなくてもよかったかと感じました。実務経験者の説明は、説得性があるので安心します。
■相続対策について興味深く聞くことができ、遺言の必要性とポイントはとても参考になりました。滑舌も良く、とても聞きやすかったのですが、専門的な用語を誰にでもわかる言い方にしていただけると、もっと理解が深まったと思います。
■(第一部 堀切さん)
久喜FPフォーラムのプレ講演ということですが、レジメの量も時間配分もちょうどよいように思いました。行政書士のお仕事を通じての体験も交えて説明されていたのもよかったです。特に「遺言の保管場所として貸金庫を考えている人が多いが、被相続人の死後相続人全員の同意がなければ貸金庫を開けることができず大変」という話は、有益でした。
(第二部 大沼さん)
社会保険労務士としていろいろなケースに遭遇されていらっしゃるでしょうが、それを事例問題としてみんなで考える機会とされたことは、とても良かった思います。年金額を実際に計算して示すと、相談者も、理解しやすくなります。ありがとうございました。
■第1部についてですが、話し方が丁寧で、全体的にとても聞きやすかったと思い
ます。一般向けということなので、換価分割などの専門的な言葉を使う場合はもう少し簡単に説明した方がわかりやすいのかもしれないと感じました。自分の経験談を交えてお話していたところがとてもよかったと思いました。
第2部についてですが、こちらもとても丁寧に説明してくださって、とても聞きやすかったです。事例問題などを入れると、聞いているだけではなく、自分で考えるので、とても勉強になりました。
■相続の講習につきましては、1時間の中で総まとめをしていただきありがとうございました。フォ-ラムでは受講者の様子をみて、1~2箇所山をつくってもよいかもしれません。
国民年金の講習につきましては、計算あり、ディスカッションありで、とても活発な感じでした。次回も公的年金のしくみを読んだ上で参加させていただきます。
■第1部(堀切さん)平成27年から相続税を支払う人が増えることはわかっていましたが、相続税を支払わない場合でも相続争いで、親族間に亀裂が生じないためにも、相続対策が大事であることがわかりました。被相続人及び各相続人全員が、法定相続分に拘らず、民法906条で規定している遺産配分の考え方を尊重することにより、初めて円満な相続になるではないかと思いました。
第2部(大沼さん)資料の3ページで若年者納付猶予制度について、「次年度以降手続き不要」との記述がありますが、知人に聞いたところ、4月に申請したとき、4-6の3ケ月間の申請となり、7月に7-6の12ケ月の申請をするようになったそうです。何故そうなったかというと、4月の申請の際に、「承認された全額免除または納付猶予を次年度以降も希望する場合には「はい」を○で囲んで下さい。」に記載されているところを○を付さなかったためです。「次年度以降手続き不要」という記述は条件付で正しいかもしれませんが、次年度も全額免除や納付猶予を望んでいる人は少ないので、適切な記述ではないのではないかと思いました。
■第1部:他人事じゃない「相続対策」
年齢区分人口の推移から分割事件件数の動向、相続財産の内訳までがグラフで表現されて相関関係等理解し易かった。必要なポイントが基本的理念で話されていたのでFPとして大変参考になりました。
第2部:おさえておきたい国民年金のしくみと活用!講義の中で最近の傾向などをおりまぜて話をされているのが興味深く良かった。事例問題をグループ討議形式にしたのが内容を理解する上で良い手助けとなりました。
■1.他人事じゃない「相続対策」
相続に係るいろいろな事象を網羅的にピックアップされていて、概観の理解に役立ちました。ところどころでQ&Aを織り交ぜ一方的なレクチャーにならず効果的でした。また、遺言の重要性・必要性について力説されていた点もよかったと思います。相続が身近なテーマとして、日頃から意識して対処すべき施策についてたいへん楽しく、解り易く説明いただき有意義な内容でした。FPとして常にブラッシュアップ重要なテーマだと改めて認識しました。
2.おさえておきたい国民年金のしくみみと活用
国民年金の基本的な内容であり、再確認できました。国民年金基金・付加の話は、国民年金の独自性、プラスアルファの方法として参考となりました。公的年金のメリットの説明もあり、私的年金との違いも理解できました。事例問題は具体的な対策を考えるいい機会でした。またグループ討議により他メンバーからの意見等も参考となりました。年金の世界はまだまだ深く、広く、理解まで努力が必要ですが、本日の勉強会でさらなるブラッシュアップを図る刺激と機会を与えてくれました。ありがとうございました。
■第1部は久喜フォーラムのプレセミナーを兼ねているとのことで、FPというよりも一般参加者の気持ちになって聞かせていただきました。近年、セミナーを聞かれる方も多様化しているので、万人受けは難しいと思いますが、フォーラムで行うには、分量が多く、ハイレベルに感じました。
それから、SGでフォーラムのプレセミナーを行い、講師がSG参加者の感想を聞くことは、本番に向け大事だとは思っています。ただ、SG参加者がフォーラムのプレセミナーを兼ねていることをメンタル面も含めどの程度共通認識とされているのか、今回はあまり感じませんでしたが講師は無意識にSG参加者に向けたレジュメ・話し方になっていないかなど、若干疑問が残るところもあります。フォーラムのプレセミナーを行う目的について頭の中だけでなく心の面でも認識を共有できればと思っています。
第2部の年金については、各テーブルに年金に詳しい方が配置されたグループで事例に基づく討論ができ、また、発表などで多くの方の意見を聞くことができて勉強になりました。
■①相続
・一般の方に(相続)の家系図を説明する時は、関係をわかりやすく(かみ砕いた表現で)話された方がよいです。「お母さん」、「奥さん」、「お兄ちゃん」、「お嫁さん」とか、普段は使わない方が良いと言われている表現ですが、誰のことを話しているのかわからなくなると、肝心な相続の制度までわかりにくくなってしまいます。最近、テレビなどで面白おかしく人間関係を表現していてわかりやすいです。(不適切な表現にならない程度の俗称を入り混ぜながら、楽しく話しにしてください)
②国民年金
話されることに、慣れていらっしゃるのか、とても聴きやすかったです。声の大きさも、抑揚もあり、参考になりました。また、お話しを聞きたいと思う講演でした。
■大沼さんは、社労士として六本木のオフィスで、相談・手続を行っていらっしゃるとのこと。すごいなぁと思いました。東京でそれだけ、お仕事がある訳ですから。大沼さんは、セミナー講師はあまり経験がない、とのことでしたが、落ち着いていて、笑顔も魅力的な立派な講師でした。
事例問題が4例あったので、国民年金が身近に考えられて良かったと思います。「国民年金制度は本当に損?」というまとめは、将来に希望の持てない若者たちに聞かせてあげたいですね。時おり、聴講者の方々から大沼さんへ鋭い「突っ込み」があったので、ちょっとすごいなぁと思いました。
私は、突っ込みをいれる能力がないもので・・・(笑)それにしても、年金についての自分のレベルの低さを改めて思い知らされました。大沼さんは、これからもどんどんセミナー講師でレベルアップなさって、ご活躍されることをお祈りいたします。ありがとうございました。
■第1部 堀切 千草氏 「他人事じゃない相続対策」
相続対策として必要なことが整理されていて、分かりやすかったです。また、相続を行うときには2次相続のことを考えておくこと、特別受益の持ち戻しを行うことがあることなど、目の前の状況だけで考えないようにするべきであることを思い起こさせてもらえて良かったです。公正証書遺言を薦めるうえで、費用の目安を教えていただきたいと思いました。
第2部 大沼 文子氏 「おさえておきたい国民年金のしくみと活用!」
国民年金のなかでも分かりにくい免除制度や任意加入、後納制度について重点的に説明してもらえて良かったです。また、個人的に国民年金基金についての知識が不足していたので、詳しく説明していただいて、助かりました。事例について考えることで、実際に知識をどのように活かすのかが体験でき、自分の考えが足りない部分も分かり、非常に有益でした。国民年金制度が損かどうか、という話では、国庫負担等だけでなく、障害年金や遺族年金に言及してもいいと思いました。
■相続については、公平で円滑に財産分与を行うことばかりに目が行きがちでしたが、「相続人が将来にわたり円満に付き合えること」が大切だと、あらためて考えさせられました。
国民年金については、法改正による経過措置を除けばシンプルな制度であることに気づかされました。今回の講義での演習はほとんど解けなかったので、こういったことから復習したいと思います。