SG県西ふじみ野
-
テーマ
1.介護保険の現状と課題
2.FPができる介護予防アドバイス -
日程
2012年3月18日(日)
-
時間
10時00分~15時00分
(所要時間:5時間00分) -
活動場所
ふじみ野市立産業文化センター
-
講師
1.野溝守氏(社会福祉法人崇徳会理事長)
2.鳥塚登喜恵氏(AFAAエグザミナー・コンサルタント) -
課目
・ライフ・リタイアメントプランニング
-
単位数
3単位
-
参加人数
合計31名
-
コメント
3月18日の感想
[見学参加の方]
■今回は午前・午後の2部構成で、午前は介護保険の現状と課題について、午後は介護予防についてがテーマでしたが、午前の部についてはタイトルの介護保険の問題のみならず、今後における高齢者人口の増加に係る問題や、野溝先生が直面しておられる介護の現場における様々な問題点、法的な整備の問題、財政面での課題など、介護という大きなテーマにおいて、我々がどのように考え、制度を整えていくべきかなどのお話を聞く事が出来大変参考になりました。
午後は、今後における高齢者人口の増加に伴う医療費・介護費など増加を抑制することにつながる介護予防について、どのようなトレーニングを行なっていけばよいかを、体を動かす事を交えての講義でした。今回は講師の鳥塚先生が、高齢者の方向けに開かれている講座の短縮バージョンとの事でしたが、当初考えていたよりもはるかに激しいもので、鳥塚先生のもくろみ通り筋肉痛をお持ち帰りする事となりました。一度ではすべての動きは覚えられませんでしたが、いくつか覚えたものについては両親などにも伝え、少しでも予防につながると良いなと思っております。
今回は2度目の見学となりましたが、初回に引き続き得るところが多かった勉強会であったと思っております。次回以降も参加させて頂くのを楽しみにしております。
24年度は正会員として参加させて頂きたく思います。今後ともよろしく御願いたします。
[受講者感想]
■前半の介護の現状と、そうならないようにするための経済的な話と、後半の介護にならないようにするためのフィジカルな実習を体験できたのは素晴らしいの一言では済まされないように思いました。高年齢者だけでなく、現役世代もこのことを分かっておくことが必要だと考えます。内容としての対価は、SGの年会費どころではないと感じました。埼玉SG県西の活動にとても感謝しています。
■「天災は、忘れたころにやって来る。」 科学者 寺田 寅彦の言葉です。これは、天災に備え、常日頃から準備を怠るなと言う意味だと私は考えています。 介護も、いつ自分が「介護される側」に立つかわかりません。「そうならないために日頃から予防に努めよ。」と考えれば、前述の言葉と同じ響きに聞こえます。 介護の現状は今、どうなっているのか?そして介護される側に立たないようにするにはどのような方法(運動)があるのか? この2点の疑問を解き明かしてくれたのが今回の勉強会であったと思います。構成がとてもスムーズでした。「理論と実践」を組み合わせた今回の勉強会は、今後の運営上非常に参考になった事例であると思います。
■第1部の「介護保険の現状と課題」につきましては、介護保険制度を基礎から再度学ぶことが出来た事。何より現場に携わっている方の生の声が聞けたことが大変参考になりました。介護保険制度の今後の問題点も具体的で、今後の在り様に考えさせられるものがありました。
そのような中で第2部の「介護予防アドバイス」も一つの重要な提案だと思われます。今後の社会での自助努力の必要性をあらためて認識しました。
今回の勉強会も大変有意義な機会を頂きましてありがとうございました。
■第1部 野溝守氏 「介護保険の現状と課題」
介護の現状について、整理された話が聞けて、大変参考になりました。高齢者の増加に介護サービスがもっと追いついていないものと考えていましたが、介護サービス利用者数も着実に伸びていることが意外でした。
しかし、高齢者の数はさらに増えるので、介護サービスに関して人的にも、財政的にも追いついていくのか、という不安は残りました。
介護と医療の関係が密接になっているのに、医療の診療報酬と介護報酬を改定するタイミングが違うのは不思議です。
第2部 鳥塚登喜恵氏 「FPができる介護予防アドバイス」
結構きつい運動もあり、60歳以上の方が行っているということに驚きました。運動後は頭がすっきりした感じで、その日はずっと体がポカポカしていました。歩行運動や自転車漕ぎはできるだけ時間をとって行うようにしていますが、寒いとどうも億劫になってしまいます。意識的に体を動かすよう心がけたいと思います。
■一部
今回、介護報酬の改正がある事は存じておりましたが、現場の方のお話が聞けて非常に勉強になりました。著しい高齢化とその財源確保で予想される今後の様相。改正の裏にある政府の本心等々。自分では気づけない視点が聞けて良かったです。ありがとうございました。
二部
普段の様に座って講義を聴く事も勿論楽しいのですが、今回の様にみんなで体を動かす事、とても新鮮で楽しかったです。転倒防止のために鍛えるべき筋肉、肩こりを解消するストレッチ等、早速両親に教えました。実際介護予防で参加している方々は、さぞ充実感を得られているだろうなぁと感じました。どうもありがとうございました。
■エアロビクスというと女性用の有酸素運動教室とのイメージを持っていました。今回鳥塚先生の介護予防教室に参加して、それは誤りと認識しました。30分間の有酸素パートだけでも結構汗が出てくるのに、30分間の筋力トレーニングパートもこなすことで、60歳以上の人々のボケ防止・体力維持(もちろん介護予防になります)に大変有効と判断しました。市町村等の主催でこのような教室があるとよいのですが。知人・友人にも話をさせていただきます。
■第1部は、あまり介護業界概要を知るには良かったです。更に、働く方の環境など知れたら良かったです。
第2部は、体をいかに動かすことが大切かあらためて身にしみました。介護予防のためにしては少しハードに感じましたが、今のシニアは若いのだとあらためて感じました。
■第一部、第二部と、一日を通して介護に関連する内容を続けて勉強する機会がもてて、とても良かったと思います。
第一部では、2012の介護保険制度の改正の時期に、ちょうど合致して改正内容を知ることができ、2025年問題への認識も高めることができました。
また、第二部では、エクササイズを取り入れて、体を使った斬新な内容で良かったと思います。いずれにしても、SGだからできる新しい好内容だったと思います。
■(第一部)
まず、レジュメが大変わかりやすかったと思います。介護保険の現状、平成24年度介護保険報酬改定について、ポイントを押さえて解説されていて、講演内容を理解するのにとても役に立ちました。平成24年度改正の説明では、「自立支援」が印象に残りました。
第二部にも関連することですが、要介護状態にならないように、日頃から運動等自助努力する必要性を痛感しました。
(第二部)
運動はきつかったですが、楽しかったです。音楽をかけながらというのは、とてもよいことを教えていただいたような気がします。鳥塚先生ありがとうございました。
■年をとると翌日より翌々日の方が筋肉の痛みが激しくなると言います。全くその通りで、今日は昨日よりもさらに痛みが増して、コートを着るのに、肩が上がらず「イーテテテエー」と唸りながら着こみました。尻上げのエクササイズで、二の腕をべたっと床に就いた状態で力を入れる動作が、かなり効いたようです。
この一連の運動で随分体がすっきりした気がします。一流のインストラクターの教えを受けられるというのは、やはり高伊先生ならではと感謝します。高齢社会と被介護者の増加とともに、介護に対するニーズは年々高まっており、それへの(お金の)備えがもっとなされてもいいと思うのですが、少ない気がします。
アフラックの保険代理店として介護保険も取扱いしていますが、割りと感触がいいのは独身の40代の女性や男性ですね。もっとうまく幅広にニーズ喚起ができないものかなと思っております。でも、定年後を楽しく過ごせるように、健康な体力づくりを今からしておくことが介護予防そのものであり、ピンピンコロリを実践できそうな気がします。
来年度も宜しくお願いします。
■今回の勉強会大変参考になりました。そして有意義でした。
介護保険の現状と課題については、まわりに介護を必要とする人がたくさん思い浮かびますし、日本の介護はまだ十分ではないし、将来も充足は難しいと思いました。マレーシアやタイの方へ行って、介護を受けている富裕層をみていると考えさせられます。
そして、重度の介護認定をうけないためにも、日頃運動をしておかないといけないと思いました。 ありがとうございました。また、自分の周りにいる人たちにも伝えていきたいとおもいます。
■第一部
介護の現場でご活躍されている様子が分かりました。実際に介護をしている身でありながら、制度変更や介護保険制度のこれからの課題、後見人についてなどが、多少なりとも理解できたように思います。ありがとうございました。
また、機会があれば勉強させていただければ幸いです。
【第二部】
介護にならないためのストレッチや理論に基づいた身体の動かし方など、とてもいい勉強になりました。とにかく、これは継続していくことが、一番大切なのだと痛感しました。
ありがとうございました。また、機会を作っていただけたら幸いです。
■第一部ですが、私の顧問先が介護事業所なので、今後の問題点も理解したいと思い、参加しました。(どちらかというとFPというより、社労士としての立場です)
1時間半という短い時間の中ですが、とてもよく理解でき、社労士としての労務管理について、もっとこちらも工夫しなくては定着が厳しいと改めて感じました。
また、縁あって、成年後見人も受任しているので、多くの介護施設にもお邪魔しています。
皆さん仕事に誇りをもってなさっているようですが、今後ますます増えるであろう、介護問題、受入れる側も入る側も。2025年を見守っていきたいと思います。