SGネクスト:活動報告
日時 2022年06月11日(土) 15時30分~17時45分(所要時間:02時間15分)
開催場所 Webセミナー(Zoom)
テーマ ライフプランにも影響する自分の所属する組織を分析してみよう
講師 田川 勝久(たがわかつひさ)氏 /CFP、外部講師
 1976年中央大学商学部会計学科卒業。2007年早稲田大学大学院MBA。
 1976年㈱ジェーシービー入社、人事部を経て、企画部部長、総務部部長。
 その後ジェーシービー厚生年金基金(現ジェーシービー企業年金基金)
 兼ジェーシービー健康保険組合の常務理事、副理事長を歴任。
 現在、企業年金連絡協議会専任顧問、年金シニアプラン研究開発機構評議員、
 日本年金学会幹事、年金綜合研究所評議員。
 特定社会保険労務士、中小企業診断士、1級DCプランナー、DCアドバイザー、
 CFP、1級FP技能士。 
課目名と
申請予定単位数
課目名
・ライフ・リタイアメントプランニング
単位数:2単位
参加人数 合計18名
コメント (新型コロナウイルス対策のため、ZoomにてWebセミナーを実施)
 自分のライフプランに大きな影響を与える所属組織を分析・検討し、組織が自分に関わる様々な意味と組織のあり方そのものについて解説。
 社会環境が大きく変化している中、人生を有意義で充実したものにするために、生きがい・健康・経済の3つの要素をバランスよく計画し実践していくことが大切。そのためには、個人が帰属している組織(家族、職場、地域社会等)との関わり合いが重要。ヘルスケア市場で考えると、自分で守る「自助」、皆で守る「共助」や互いに守る「互助」、公共機関が守る「公助」がある。普段から相互のつながりを意識して活動し、困難な状況に陥っても乗り切る体制作りが大切。
 通常組織は多くの問題を抱えていて、その改革が必要である。組織改革には、ハード(制度・業務プロセス、戦略・事業計画)の改革とソフト(風土、体質、文化)の改革がある。ハードを変えてもソフトは容易に変わらない、ハードに偏重すると拒絶反応を起こして悪い影響をもたらす。ハードの改革を成功に導くためには、ソフトをハードに見合ったものに変革することが必要。まず、問題のある組織の体質を理解し、リ・コミュニケーションにより相談・協力し合える関係性を作り、情報の流れと質を前向きに変えていく。その際には、キーマンや世話人の存在が重要になる。組織内の信頼関係を高めて、内発的動機を喚起する仕組みを作ることで、組織の成長が促進される。とは言え、日本独特の風土・体質・文化は根強く、これを改革するのは容易ではないのが現実である。 

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