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★新型コロナウイルス対策のため、Zoomにて会員のみのセミナーを実施。
投資と投機の違いを明らかにして、資産運用の急所に迫った解説を行った。
投資家(ファンドマネージャー)は中長期的な投資回収を前提とした農耕民族的運用。ファンダメンタルズを利用した定性分析(企業の投資価値評価)を重視し、売買回転率が低い。株式投資手法としては、バリュー投資(割安株投資)とグロース投資(成長株投資)がある。株価は業績/EPSと期待/PERで表され、バリュー投資は期待の変化に注目・難易度が高い運用、グロース投資は業績に注目・馴染みやすい運用。
投機家(トレーダー)は短期的な投資回収を前提とした狩猟民族的運用。定量情報を利用したテクニカル分析を重視し、売買回転率が圧倒的に高い。取引のスタイルは回収期間が数秒から数ヶ月のものまで幅広く、売買タイミングが重要。トレード作業は、銘柄発掘・エントリー・決済を繰り返すシンプルなルーティン作業。滞留資金をつくらず、厳格なロスカットルールを持ち、常に対象銘柄を探索する。
資産運用する上では、まず投資と投機を混同しないことが重要。投資の場合は、利益率の推移に注目し、短期売買は避ける。投機(トレード)の場合は、ロスカットルールを明確にし、塩漬けや買い増しに注意。 |