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2014年12月号
資産運用
ファイナンシャル・プランナー 奥野 惠正

自分に最適な金融商品選び!!

近年の株価上昇を背景に、金融商品に対する相談を受けることが増えてきました。意外なことに、金融商品を購入する前の相談よりも購入直後の方からの相談が目立ちます。それは、投資目的を明確にしないまま、定期預金の利率より高い利回りになりそうだからなど、「なんとなく良さそうな商品だから」と購入した方が、購入後に不安になり、その不安を解消するために相談されるようです。

では、この不安はどこから来るのでしょう。
「商品の内容を十分理解していない」→「選んだ商品が自分に合っているのか自信がない」→「不安」

市場には沢山の金融商品があるため、どの金融商品を購入したらいいか悩むかと思います。できるだけ納得した金融商品を購入するには、「金融商品の内容を十分理解すること」はもちろんのこと、「自分自身の性格・資産状況・生活スタイル」などご自身の状況をよく理解することが大切です。

ご自身の状況をよく理解するためには、キャッシュフロー表(現在の収支状況や今後のライフプランをもとに将来の収支状況や貯蓄残高を予想し表でまとめたもの)を作成することをおすすめします。
キャッシュフロー表の作成は、金融商品を選ぶためのベースにもなるためです。

キャッシュフロー表と金融商品

キャッシュフロー表は、現在の家族構成や収支・貯蓄の状況等で将来の収支状況をシミュレーションするものであるため、各家庭で異なります。

また、同じ家庭でも家族形態の変化(結婚や出産で家族が増えるなど)や収入の変化(転職や妻がパートに出るなど)、住宅の購入等によって変わります。
金融商品の購入や売却をする際は、キャッシュフロー表の見直し時期と同じタイミングに行うとライフプランにあったものを選択できるのではないでしょうか。

数年後に住宅購入を検討している方やお子様の教育資金がまだまだかかる方、すでに会社を定年退職して年金生活を送られている方などは、元本割れのリスクの少ない定期預金や個人向け国債等の商品で、生活費等のための貯蓄を減らさないようにすることが大切です。

確かに、国内外の株式や外国債券などのリスクが高い金融商品で運用した方が、資金を増やすことができるかもしれませんが、元本割れをする可能性があります。

よって、リスクのある金融商品での運用は、あくまで余裕資金で行うことをお勧めいたします。もちろん十分に商品の仕組み等を理解してから購入することが大切です。

また、自身でのキャッシュフロー表の作成が困難な場合や複雑多様化した金融商品の仕組みや商品内容を十分理解できない場合には、FP等の専門家に相談するなどして、慎重に検討しましょう。

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