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2013年1月号
税制・相続・贈与
ファイナンシャル・プランナー 高橋 成壽

税の仕組みを理解するための確定申告のすすめ

あけましておめでとうございます。昨年はどんな一年でしたか?今年はどんな一年にしますか?良いことも悪いことも、心機一転したいですね。

新年になると確定することがあります。それが、個人の所得、すなわち年収が確定します。

個人の所得の計算は、1月1日から12月31日までの期間が対象となります。この1年間にいくら受け取り、いくら支払ったか、そして税額がいくらになるか、など税額を算出し納税分の過不足を調整します。平均的な所得の会社員の方であれば、年末調整によって、所得税が還付されることもあります。

他にも、個人が自分の所得税を計算して申告、納付する方法があります。それが確定申告です。一般的に確定申告を行っているのは、年末調整できない自営業者が中心です。確定申告を行うと、税金に対する意識が高まるといわれていますが何故でしょうか?それは、自分で税金の計算し、納税額を確認するからと言われています。

会社に勤めていると、給与や賞与支給額から源泉徴収税が天引きされます。社員も役員も関係ありません。自動的に税金を徴収されて、年末調整で自動的に決定され、過不足の調整が行われるのです。自分でいくらの税金を支払ったか確認することはありません。

日本の税収に占める所得税の金額をご存知でしょうか?自分の納税額を把握している方はごくわずかでは、税金の使い道のチェックが甘くなっても仕方ありません。

大切な税金に対する意識を高める意味でも確定申告をお勧めいたします。では、どんな場合に確定申告すればよいのでしょうか?

<医療費控除>

自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。
国税庁HPタックスアンサー(医療費控除)

<寄付金控除>

納税者が国や地方公共団体、特定公益増進法人などに対し、「特定寄附金」を支出した場合には、所得控除を受けることができます。政治活動に関する寄附金、認定NPO法人等に対する寄附金及び公益社団法人等に対する寄附金のうち一定のものについては、所得控除に代えて、税額控除を選択することができます。
国税庁HPタックスアンサー(寄付金控除)

<雑損控除>

災害又は盗難若しくは横領によって、資産について損害を受けた場合等には、一定の金額の所得控除を受けることができます。
国税庁HPタックスアンサー(雑損控除)

<特定支出控除>

給与所得者が特定支出をした場合、その年中の特定支出の額の合計額が給与所得控除額を超えるときは、確定申告によりその超える金額を給与所得控除後の金額から差し引くことができる制度があります。
国税庁HPタックスアンサー(給与所得者の特定支出控除)

特に特定支出控除については、平成24年度税制改正において、平成25年1月1日以降の個人所得課税の規定が変わっております。
財務省HP(平成24年度税制改正大綱)

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