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2011年11月号
資産運用
ファイナンシャル・プランナー 市川 雄一郎

自分に似合う金融商品の選び方

金融商品を選ぶとき、何か特別なことだと思っていませんか?上手な商品選びの考え方は、じつは買い物をするときと同じです。資産運用の相談の中で、多くの方が金融商品を正しく理解していないと感じます。そして、とても難しく考えすぎています。自分に似合う金融商品を選ぶポイントをご紹介したいと思います。

誰にでも似合う商品はなし!自分に似合ったモノを選ぶ!

皆さんは、買い物をするとき、どのようにして商品を選ぶでしょうか。例えば、洋服を買おうとブティックへ立ち寄ったとしましょう。洋服の形や色、素材、サイズ、値段…etc。購入するべきかどうか、色々と確認作業を無意識にしているはずです。さらに試着をしたり、体に当てて鏡でよく見たりして、自分に似合うかどうか念入りにチェックしてから購入することも多いのではないでしょうか。
店員さんから「これがとても売れています。あなたにも似合いますよ!」といわれても、その服がいくらショーウィンドウで素敵に見えても、自分に似合わない商品は決して買わないはずです。

丹念にチェックして購入した服の場合は、大抵それはお気に入りとなり、後悔することは殆どありません。しかし適当に選んだり、どこか不安に思いながら購入した服というのは、タンスの肥やしになることも多いのではないでしょうか。

実は、金融商品を選ぶ時も、買い物をするときの考え方とそれほど変わりません。つまり、勧められるままに買わない、流行でかわない、適当に買わないといことがとても大切なのです。金融商品選びは、決して難しくありません。その商品が、自分のライフスタイルに似合っているかどうか、自分の資産運用スタイルとマッチしているかどうかが大切だということを覚えておきましょう。

わからない商品は買わない!

今持っている金融商品を今のタイミングで売っていいのか、それとも持っているべきなのかがわからないという相談も多く受けます。このような相談をされる方の多くは、購入時にその金融商品がどのような内容の商品なのかを知らない方が多いと感じます。大抵は、営業マンから将来性などだけを聞き、リスクはほどほどの理解で購入してしまっています。そのため、経済状況や為替といった金融市場の変動に応じた対応が全くできていない場合が殆どです。つまり、知らない=リスクに対応できないということになります。
金融商品を選ぶときは、その商品性を理解してから購入することが、リスク管理を行う第一歩です。営業マンに勧められる商品が、必ずしも自分に合った商品とは限りません。ですから、自分で理解していない金融商品は購入しない。購入を検討するのであれば、しっかりと理解をしてから購入することを心がけましょう。
万人に似合う洋服がないように、誰が買ってもいい金融商品もありません。金融商品選びは、自分のライフプランに似合う商品を選ぶように心がけましょう。

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