FPに聞く「FPの仕事って?」

※情報は取材当時のものです。
社内FPとして従業員向けの
相談やセミナーを行っています。
大島 しのぶ さん
CFP®認定者 / メーカー人事部門勤務

社内FPとして、従業員向けの相談やライフプランセミナーを行っています。従業員から相談の申込みがあると、データをもとにキャッシュフロー表などの資料を作り、相談者が勤務する事業所に赴いて、1日数件の相談をこなします。事業所は全国にあるので出張も多いです。

同じ従業員ですので、福利厚生や職位による賃金カーブなどがわかったうえでシミュレーションが行え、アドバイスできる点が社内FPの強みです。ライフプランや老後の生活設計を立てるうえで、漠然とした不安や疑問に目安となる具体的な数字を提示し、詳細な制度説明を加えることができます。

これまではライフプラン全体の幅広い相談業務が行えるFPを目指してやってきましたが、今後は同年代へのライフプラン啓発などの活動も行っていきたいと考えています。こうした活動を通してFPとしての自分のカラーを出していきたいです。

担当業務を通じて社会貢献、被災者支援活動も
佐藤 篤 さん
CFP®認定者 / ハウスメーカー勤務

前部署では、お客様のマイホーム実現のお手伝いをさせていただいていました。お客様の要望や問題点の聞き取りから始まり、土地紹介や間取り・資金計画の提 案、金融機関への打診、契約、建物の着工から完成、引き渡し。こういった一連の住宅営業プロセスはまさに「個人の夢をかなえる」ファイナンシャルプランニング、FPの仕事と重なると思います。

また現在は土地活用の部署において、介護・社会福祉事業物件のオーダーリースなど、地主にとっても長期安定で低リスク、社会貢献にもつながる提案を行っています。「財産を守り、価値を高める」というのもFPの役割だと思います。

さらに東日本大震災の被災者支援活動を通し、FPとは「困っている人を助ける」こと、まだ道半ばですが、自信をもってそう言えるよう、これからも希望と誇りを持ってFPを名乗っていきたいです。

セカンドライフをテーマに
講師や相談業務を行っています
日暮 道惠 さん
CFP®認定者 / 銀行勤務(派遣社員)

銀行の年金チームという部署に所属して、年金相談やセカンドライフ設計セミナーなど、高齢化に即したテーマで講師や相談業務を行っています。

年金相談会が行われる支店に社会保険労務士の先生と赴き、先生が年金について説明した後、私が「年金を受け取るようになったときのライフプランを考えましょう」といった退職後の資産設計の立て方をお話ししています。ただ、お客様のご希望があれば支店の担当者に引き継いで、商品の利用につなげる場合もありますが、私が個別の商品を販売することはありません。あくまで公正中立な立場での相談窓口です。

収入がある時の延長で、これからもどうにかなると思っていたお客様が、ライフプランの重要性に気づき、行動を起こしてくださることが醍醐味です。今後は成年後見人活動にも力を入れていきたいと思っています。

人の役に立てる「FPの仕事」
田中 尚実 さん
CFP®認定者 / 株式会社ライフブラッサム 代表取締役

私はFPであると同時に人事コンサル業も兼業しています。FPとしては、講師の仕事が一番多く、資格学校や大学でのFP養成講座、高校や専門学校の生徒や先生に対しパーソナルファイナンス教育、企業の社員に対して日経新聞の読み方講座やライフプラン研修などを行っています。特に企業からのライフプラン研修の依頼は年々増加しています。

相談業務は、保険見直しや相続などテーマごとの相談もありますが、ライフプラン全般に関する相談が一番多いです。住宅購入相談では契約に同席したりもしますし、相続相談では弁護士と組んで対応している案件もあります。

キャリアコンサルタントでもあるのでキャリア相談の依頼もありますが、FPとしてマネーの視点も入れてアドバイスできるのが強みだと思っています。相談業務においては、答えを持っているのはお客様です。私がやるべきことは、お客様の不安や悩みをできるだけ解消し、夢や目標の実現をバックアップすることだと考えています。

「受講して良かった」「相談してすっきりした」などお客様に喜んでいただき、人の役に立っていると実感できるのが私の何よりの喜びであり、やりがいです。FP資格を取ったのは、勉強内容に興味があったことがきっかけですが、FPとして独立して楽しく仕事ができる毎日に感謝しています。

田中さんのある1日のスケジュール

5:00 起床、ランニング
6:00 本日のスケジュール確認、新聞・メールチェック
7:30 朝食、身支度
9:00 移動
10:00 顧問企業先訪問
11:30 昼食、メールチェック、移動
13:00 A社にて「ライフプラン」研修実施
16:00 移動
16:30 B社にて研修内容の打ち合わせ
17:30 移動
18:00 オフィスにてデスクワーク
19:00 キャリア・マネーに関する個人相談
21:00 夕食、資料等作成
23:00 帰宅、TVでニュースチェック
0:00 就寝
相談者の気持ちに寄り添い、
一緒に解決策を探していく
中島 智美さん
CFP®認定者 / 中島FP事務所「家計と育児の相談室」

FPとしてお金に関する講師、執筆、相談を行っています。講師としてはライフプランに関わるものが多く、家計の見直しや、子どもたちの教育費に関する依頼が多くなってきました。執筆では4年ほど前から雑誌に連載を持ち、「20代のライフプラン」「シングルマザー」「65歳からのライフプラン」「女性と起業について」と、毎年テーマを変えて書いています。

相談業務は東日本大震災のあと、それ以前に比べ依頼が10倍以上になりました。震災以前は講師業がメインでしたが、今は相談業務の方が比重として多く、金融商品を扱わず中立な立場で相談を受けているので、公的機関などからの依頼も多くなりました。また全国から講義や相談会の依頼もいただき、FPの認知度の広がりを実感しています。

FPは相談者の気持ちに寄り添い、一緒に解決方法を探していくことができます。不安な気持ちがいっぱいで相談にいらした方が1時間後には元気になって帰っていかれる姿をみていると、この仕事のやりがいを実感します。

もともとは公務員として幼稚園に勤めていたのですが、結婚を機に退職。子育て中にFP資格を知り、あまりに自分が何も知らないことに驚きFP資格を取ることを決めました。これからもFPを必要としている人が確実に増えていくと感じています。さらに自分の知識のインプットにも力を入れていきたいと思っています。

中島さんのある1週間のスケジュール

月曜日 朝8時30分 小学校に絵本の読み聞かせのボランティア
その後、新幹線で地方に移動。18時~講演会
火曜日 朝9時~夜8時まで相談会
1日平均8~9名の相談に対応
水曜日 上記に同じ
夜自宅へ移動
木曜日 講演会「子どもの教育費について」
講演会終了後、個別相談会
金曜日 午前中 打ち合わせ
午後~ 大学で講義
土曜日 自宅で資料作成・執筆等
日曜日 CFP®資格取得者向けセミナーの講師

※「FP技能士」は「ファイナンシャル・プランニング技能士」、「FP技能検定」は「ファイナンシャル・プランニング技能検定」のことをいいます。

上へ