CFP®資格取得後に宅建合格。社労士、行政書士を視野に夢は実り多きFPという大木!

完全独学で3課目2回の試験をクリア

「初めはAFP試験とのレベルの違いに戸惑いました。独学での受験を目指していましたが、平日は仕事が忙しくなかなか勉強のリズムが作れなくて」
大学を卒業後、地元の金融機関に就職した豊岡さんは、同年秋に「金融業にFPは必須の知識」とAFP資格を取得し、学生時代からの希望をひとつずつ実現していった。CFP®試験へのチャレンジを決めたのは社会人3年目の春だ。
「融資や預金の窓口業務を行い、多くのお客様と接する中で、もっと専門知識を身につけたいと思うようになって」
秋の試験まで約半年。仕事の傍らでの受験でもあり、無理は禁物と、確実で効率のよい受験と合格へのプランを立てた。
「試験日が重なる3課目を、2回に分けて受験することにしました」
とは言っても、半年間で3課目をきっちり勉強することはそう簡単ではない。なにより、勉強時間の捻出が問題だ。
「平日は仕事が何時に終わろうとも、自宅で深夜2時までは必ず勉強をすることを習慣づけました。休日は開館前の図書館に並んで、閉館までずーっと」
開館前に並ぶのは、毎回同じ席を確保するため。いつも同じ席に座ることで、自分の空間=落ち着いて勉強できる環境をつくり出していたのだろう。

勉強の方法はいたってシンプルだ。
「過去問題集を何度も解き、解説を読み、どの部分ができなかったかを確認。それでも理解できないところは本やネットで調べて、ポイントを解説欄に書き込みました。決して問題文のページには書きません。この書き込みのある解説欄が自分だけのオリジナルノートになりました」
問題文には何も書き込まないことで、同じ問題を繰り返し解くことができる。解説文には理解できなかったことを書き込むことで、調べ直す手間が省ける。
「過去問を繰り返し解く場合は、もしできない問題があってもそこにあまり執着せず先に進めていくのがコツ。問題を解く、解説を読む、という作業を何度も繰り返していると、一冊の問題集を終える時間がどんどん短縮されていき、そうするうちに知らず知らず知識が身について、合格基準に達しているんです」
この習得術で学習効果を高め、豊岡さんはプランどおり2回の試験で見事に6課目の合格を果たした。
「1の努力では1の成果しか得られません。だから必死に頑張りました」
並々ならぬ努力の賜。その甲斐あって晴れてCFP®認定者となり、豊岡さんは独立して新たな夢に向かっている。
「CFP®試験に合格した2カ月後に宅地建物取引主任者の試験にも合格しました。今後は社会保険労務士、行政書士の資格にも挑戦したい。FP資格は大木の幹であり根っこ。各種の資格はその枝や葉だと思っています」

FPを天職と定めた豊岡さんだが、その源流には「お金で苦しむ人々を助けたい」という学生時代からの思いがある。
「母子家庭に育ち、親の苦労を目の前で見てきました。世の中には必死で生きているのにお金がなくて何かを諦めたり、不本意な扱いを受けたりする人がいる。そういう人たちの力になりたい」

豊岡 司 さん(京都府)
【FPジャーナル2011年7月号掲載】

合格スケジュール

2006年 10月 AFP資格認定
2008年 11月 「リスクと保険」「タックスプランニング」「相続・事業承継設計」合格
2009年 6月 「金融資産運用設計」「不動産運用設計」
「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」合格
2010年 2月 CFP®資格認定
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