偶然受けたFP相談で発奮し、効率的学習でCFP®認定者に。目指すはトリプルフォルダー!

勉強や受験に睡眠は重要なファクター

夢に描いていた姿と、現実とのギャップに愕然とすることがある。大川さんの仕事人生の第一歩も、まさにそうだった。
「AFP資格の技能を高めたい一心で生命保険会社に就職しました。研修のロールプレイングを通してイメージしていたのは、ライフプランニングを提案してお客様の喜ぶ笑顔と、その結果として保険のお申込みをお預かりする場面だったのですが・・・・・・」
待っていた現実は、名刺を見て当惑したような、避けたいような相手の反応。
「想定外のことでした」
保険の営業に対して先入観があるのかもしれないと考えた大川さんは、FPとして何ができるか悩んだ。
「そんななか、CFP®資格を目指すきっかけとなる出来事が起こりました。年金など、初めて保険とは異なる分野の相談を受けたのですが、いつでもFPの知識を磨いているつもりだったのに、的確な回答をすることができませんでした」

せっかくのチャンスにFPとしての立場を活かせなかったことで、「置かれた環境への甘えを実感した」と大川さん。しっかりした形でアウトプットする機会がなければ知識は使えないと感じ、CFP®試験へのチャレンジを決意する。
「3カ月後にすぐ4課目を受験しましたが、2課目のみの合格。CFP®試験のレベルの高さを痛感した瞬間でした」
それから半年。持ち前の勉強熱心と不屈の闘志で、残る4課目を見事にクリアしてCFP®認定者となった。
「勉強にあたって重要と考えたのは2点でした。第一に、各課目の特徴を把握すること。土日も忙しく仕事していたので、移動時間をどれだけ有効活用できるかがポイントになると思いました」
6課目の内容は大きく異なり、勉強方法も自ずと違ってくる。
「例えば『タックスプランニング』などの計算問題は移動しながらでは難しい。一方、『リスクと保険』などの暗記項目は歩きながらでもできます。移動時間を後者の勉強に充てれば、机に向かう時間は前者に専念できますよね」
受験までの学習スケジュールを立てる際には、試しに1週間ほど勉強してコンディションを見、タイト過ぎず、ある程度の余裕を含んだ計画にしたそうだ。
「重要と考えた第2は、十分な睡眠です。睡眠学習法もあるように、記憶が定着するには睡眠が大切でしょう。何よりも、有効活用するはずの移動時間中に寝てしまったり、机に向かっていても集中できなければ意味がありません」

学習のコツとリズムをつかみ、しっかり眠ることにも心を砕いた大川さん。順調にCFP®試験に合格した後は、さらなる分野への挑戦を続けている。
「習慣化した勉強の癖を活かすために、CFP®試験の合格直後に宅地建物取引主任者と簿記2級を取得。今は、より深いコンサルティングをするために税理士試験の勉強に取りかかっています」
20代にして次々と難関資格に挑む大川さんだが、そのベースはやはりFP。
「専門分野の知識を深めていくとともに、だれに聞かれてもFPの素晴らしさを主張できるように、頑張っていきたいですね!」

大川 達弘 さん(千葉県)
【FPジャーナル2011年5月号掲載】

合格スケジュール

2007年 11月 AFP資格認定
2008年 11月 「金融資産運用設計」「相続・事業承継設計」合格
2009年 6月 「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」
「リスクと保険」「タックスプランニング」合格
2010年 2月 CFP®資格認定
上へ