CFP®試験と並行して社会福祉士の資格も取得。夢に向かって転身に成功!

誰もが住みやすい社会を目指して

2002年に大学卒業後、大手損害保険会社に就職した田島さん。FP資格について知ったのは、その業務のなかでだった。
「AFPの資格を取るべく勉強を始めてみると、これがとても面白くて。生活に即した身近なことばかりなのに、実際はほとんど知らないことが多い。これがきっかけで、あらためて自分自身の将来を真剣に考えるようになりました。就職活動以来のことでしたね」
AFP資格を取得後、FPに関しての興味が高まりCFP®試験へのトライを決めた田島さん。それは田島さんの人生に大きな転機をもたらした。
「独学だったので勉強は大変でした。なかなか覚えられず、知識の習得にはずいぶん時間がかかったように感じます(笑)。それで1課目ずつ着実に合格を重ねていきました。CFP®認定者を目指していることに変わりはなかったのですが、試験にトライしている最中の06年に会社を辞めたのです」

かねてからの夢の実現のためだった。会社を退職した田島さんは社会福祉士の資格を取ろうと、専門学校に入学。CFP®試験はひとまずおいて、社会福祉士の勉強に専念した。
「実は大学3年生のときに知的障がいのある子どもたちのキャンプにボランティアで参加し、非常に心ひかれ、障がい者がより住みやすい社会をつくっていきたいという思いを持ちました」
しかし、経済学部で学んでいた田島さんは就職活動のなかで福祉分野をターゲットとはせず、結局、夢は夢のままで社会に出ることとなった。
「FPと出会って将来のことを考える機会となったことに加え、勉強し直すには遅いかなと勝手に思っていましたが、たまたま同世代でゼロから福祉の勉強を始めた人と知り合い、『自分も今から頑張ろう』と勇気をいただいたのです」
1年間の専門学校生活を送り、試験に無事に合格して社会福祉士の資格を取得。その後、現在の会社へ就職した。
「障がい者の就職を支援している会社であり、今はFPとして表立った出番はありません。しかし、転職してから再びCFP®試験への勉強を開始し、6課目の合格を果たすことができました」

独学、別の資格試験への挑戦、再就職と、すんなり合格にたどり着けない要因や紆余曲折はあったものの、晴れてCFP®認定者となった田島さん。そこに至るまでには、スタディ・グループで知り合った先輩の励ましや、仲間の頑張りがあったという。
「そうした刺激が、将来の夢を叶えようという思いの支えになりました」
福祉の世界への転身を遂げ、夢への第一歩を踏み出した田島さんだが、本当の夢の実現はもっとずっと先にある。
「ボランティアに参加し自閉症児と直にかかわって気がついたのは、『健常者と障がい者は同じ、ちっとも変わりがないんだ』ということ。FPの資格を活かして障がいのある方やそのご家族、支援者のよきアドバイザーになれたらいいですね。そして、障がい者とか健常者とかの区別がない、誰もが住みやすい社会を実現していけたらと思います」

田島 尊弘 さん(千葉県)
【FPジャーナル2011年2月号掲載】

合格スケジュール

2004年 8月 AFP資格認定
2005年 6月 「リスクと保険」合格
2005年 11月 「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」合格
2006年 11月 「相続・事業承継設計」合格
2007年 6月 「不動産運用設計」合格
2007年 11月 「タックスプランニング」合格
2009年 6月 「金融資産運用設計」合格
2010年 2月 CFP®資格認定
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