“無謀な挑戦”で痛い目に。それを糧に勉強法を進化させCFP®認定者に

「絶対、資格を取る」と決めた!

「6課目を一気に受験するなんて無茶なことは、絶対やっちゃいけないですよ!」
そう言いきって高らかに笑う。この堂前さんこそ、その「やってはいけないこと」を自らやって、見事(?)6課目とも不合格という結果を体験した張本人だ。
「甘かったですね(笑)。AFPに合格して1年たち、勉強しないまま“知識は風とともに去りぬ”になっていたので、勤務先で資産専担チームに選ばれたのを好機に、もう一度勉強し直してCFP®資格を目指したんですが」
資産運用のパーソナル・アドバイザーとなる部署への異動は、社内の公募に堂前さん自身が応募した。FPの知識を身につけてお客様のお役に立ちたい、という思いがずっとあったからだ。
その志が通じ、2005年4月、晴れて新結成されたチームの一員に。しかし、その着任早々にCFP®試験の6課目一括受験にトライしたのは確かに少し無理があったろう。新任務のさなか、勉強に充てられる時間も多くはなかった。
「6月の受験では1課目も通らず、“討ち死に”。11月は体調不良で受験を見送り、翌年6月の試験でようやく1課目の合格を手にしました」
驚くべきことに、堂前さんは初回に6課目全敗を喫していたのに、またしても全課目を受験した。結果は1勝5敗。
「さすがに考えましたね。独学ではとても合格はおぼつかないと悟り、教育機関の3カ月間の通学コースを受講することにしました。インターネットで勉強方法を調べたりもしましたね」

そして、受験の常道とも言える過去問題集の攻略に時間を割く。わからないところは参考書で徹底的に調べ、最新情報は本誌やネットで入手した。
「日ごろはあまり時間がないものの、17時30分に早帰りできる日があるので、その日は図書館に立ち寄って勉強に専念。あとは土日のうちの1日が地区会館を使っての学習日でした」
すっかり勉強のペースをつかんだ堂前さんは、次の試験で3課目に合格。このときも5課目を受験した。「少しずつ確実に」ではなく、どこまでも全身でぶつかるのが主義のようだ。
「しかし、その次は最後の2課目を受けて合格は1課目のみ。結局『リスクと保険』は4回も不合格なわけです。観念して、慎重のうえにも慎重にと通信教育を受け、合格にこぎ着けました」
足かけ3年、ようやく闘いは終わった。

「何度も受験しただけのことはあるんですよ。2分24秒ってわかりますか?1問を解くのにかけられる平均時間です」
そんなことまで計算してしまったと笑う堂前さん。CFP®認定者となったその後は、地域初のSG創設の発起人となったり、業務で大いに手腕を発揮したりと大活躍する毎日だ。
そんな堂前さんをご家族は・・・・・・・。
「ニュースを解説したりすると、妻が『ほかのお父さんじゃこんなふうに教えてくれないわよ』とヨイショしてくれる。成人したばかりの娘も『そうね』って」
身内からの何よりの褒め言葉!まんざらでもなさそうに堂前さんはひときわ高く笑った。

堂前 秀樹 さん(兵庫県)
【FPジャーナル2009年8月号掲載】

合格スケジュール

2004年 12月 AFP資格認定
2006年 6月 「不動産運用設計」合格
2006年 11月 「金融資産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」
「タックスプランニング」合格
2007年 6月 「相続・事業承継設計」合格
2007年 11月 「リスクと保険」合格
2008年 7月 CFP®資格認定
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