FP的視点を持つ税理士として飛躍を!相談業務でさらに前進中

所長のひと言でFP資格に開眼

「私がFP資格に興味を持ったきっかけは、会議中に所長が発したひと言でした」会計事務所に勤務している山下さんの耳に届いたその言葉とは・・・。
「これからの会計事務所はFP的なサービスも必要となる」
税理士資格の受験途上にあった山下さんは大いに心を揺さぶられた。そして、さっそくFPの勉強を始める。
「地方銀行に5年勤務し、会計事務所に6年勤務。それに大学在学中に宅地建物取引主任者の資格を取得していますから、ある程度はFPの知識があるはずだという自負がありました。ところが勉強を始めてみると結構、難しくて」
手ごわいと感じたことがかえってチャレンジ精神に火をつけた。必死で勉強し、税理士資格登録と同時にAFP資格認定の快挙を果たす。
「そうなると欲が出ますよね。ここまできたらCFP®資格も取得しようと」
しかし道のりは険しい。税理士としてスタートを切ったばかりの山下さんには、任される仕事が増え、学ばなければいけないことがたくさんある。
「妻も働いていますから、長男の保育園の送り迎えなどもありました」
良き家庭人でもある山下さん。勉強だけに専念できるわけではなかったが、決してネガティブには考えなかったようだ。

「時間は作れるものです。1時間早く出社して勉強しましたが、誰もいないからそのほうが集中できるというメリットもあったり。娘のバレエ教室の付き添いでは待っている間は丸々学習タイムです」
焦ることなく、現状を冷静に見つめ考えることができる方なのだろう。だから受験も無理をしなかった。
「6課目一括受験は諦め、3課目ずつ2度に分けてトライすることにしました」
教材に用意したのは日本FP協会発行のテキストと過去問題集だ。
「内容が充実していますから。それに、これ以上のものに手を広げる時間的余裕はないと思いました」
それぞれ2回転ずつ学習するつもりでいたが思いどおり進まず、結局、テキストをひととおりやるだけで受験に臨んだ。受験後、過去問題集に目を通した山下さんは愕然とする。
「悩んだ出題と同じような形式の問題があることに驚きました。結果は3課目とも合格でしたが、それはほかの資格で学んだ知識や実務経験のおかげ。残り3課目では通用しません」
過去問対策の重要さを痛感した山下さんは、自ら課したテキストと過去問題集各2回のノルマをこなし、2回目の受験で全課目合格を達成した。
「過去問を解くときに“時間がかかっても正解すべき問題”と“後回しにして時間があれば解くべき問題”を考えながら勉強したことが役に立ちました」

自分なりの攻略法を見つけたことが功を奏した。努力の積み重ねの賜である。
“不惑”を迎える時期にCFP®認定者となった山下さんは、文字どおり惑わない。
「税理士業務にFPの知識を反映させていることはもちろん、FP相談会の相談員もやっています。実際に様々な内容の相談を受けることで、FPとして大きくレベルアップできたかな。今後も研鑽を重ね、FPとして成長したいですね」

山下 隆司 さん(香川県)税理士法人二見・岩村会計事務所役員
【FPジャーナル2009年6月号掲載】

合格スケジュール

2007年 2月 AFP資格認定
2007年 6月 「不動産運用設計」「タックスプランニング」「相続・事業承継設計」合格
2007年 11月 「金融資産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」
「リスクと保険」合格
2008年 6月 CFP®資格認定
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