CFP®認定者になった自分を想像し、モチベーションを維持。足かけ3年で願いを達成!
FPジャーナル2009年12月号掲載
籾倉 勝也 さん(大阪府)
転職の先に見つけた「天職」
「FP資格との出合いは、ある会社の営業職に就いていたとき、会社からAFPの資格を取れと号令がかかったからなのです。おかげでFPこそ自分が求めていた仕事だと気がつくことになりました」
初めての就職先は生命保険会社。籾倉さんはいつも「自分の売り方はこれでいいのか?売ったあとのフォローはどうしたらいいのだろう?」ともやもやしたものを感じていたという。その思いに答えの出ぬまま、入社時からの目標だった営業所長職を前にしながら退職。
気がつくと転職を繰り返し、経理や総務、人事などの職種を渡り歩いていた。
「そんな状況にあったときにFPを知り、かつて疑問に思ったことの答えがここにあるのだと感じました」
籾倉さんは猛然と勉強に励んだ。会社は辞めてしまった。社命ではなく、自分の意思で資格を取る決心を固めたのだ。
しっかり理解することを目指した甲斐あって、AFP試験には一度で合格。さらに上へという気持ちが沸いてきて、続けてCFP®試験にチャレンジすることにした。
わからないことをそのままにしない、理解するまで追求するという姿勢は変わらない。CFP®試験の合格者の本を読み、新聞やテレビでニュースをチェックし、インターネットで多くの情報を得た。
「今はブログなどもありますし、情報収集の方法はいくらでもある。わからないことを調べるだけでなく、ネットで勉強法のコツをつかむこともできます」
最初に4課目を受け1課目の合格。その後は転職先の仕事をする傍ら半年に2課目ずつ受け1課目合格のペースが続く。
「受験2カ月前から飲酒も外出も控え、ちょっと禁欲的に勉強に集中しました。過去問は覚えてしまうくらい繰り返しましたね。覚えてしまったら意味がないと思われるかもしれませんが、覚えることで理解できていくこともあるんです」
残り2課目になったところで、職場の1カ月間の出張研修と重なってしまい、このときの試験は2課目とも不合格に。
「しかし、その次の試験で“初の”2課目合格!念願のCFP®資格を手にすることができました」
コツコツと勉強を続けていくことができたのは、「CFP®認定者になった自分」を常に思い描いてモチベーションを維持していたからだという籾倉さん。
だが、すぐにはFPの看板を掲げなかった。合格の翌年に独立系保険代理店に転職し、中小企業向けに生保を活用した福利厚生コンサルティングの業務に就く。
「それで相談業の自信がついたし、『資格を活かしたら』と背中を押してくれる先輩もいて、3年前に独立・開業しました」
現在は専門学校で専任講師も務め、「人に理解していただくのは楽しい」と教える喜びも味わっている。
「かつては転職を繰り返していることに後ろめたさもありました。でも今はそれを肯定的に考えられるようになった」と言う籾倉さん。これまで経験した数々の業種や職種は、FP業を生業とするうえでの良き“肥やし”になっているようだ。
現在は、これまでの職務経験にFPの知識を加味し、生命保険コンサルタントを目指して研鑽を積む日々である。
合格スケジュール
| 2001年 8月 | AFP資格認定 |
|---|---|
| 2001年11月 | 「リスクと保険」合格 |
| 2002年 6月 | 「相続・事業承継設計」合格 |
| 2002年11月 | 「金融資産運用設計」合格 |
| 2003年 6月 | 「タックスプランニング」合格 |
| 2004年 6月 | 「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」合格 |
| 2004年10月 | CFP®資格認定 |





