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ほかの資格との併用であらゆるニーズに応えられるトータルなアドバイザーに

FPジャーナル2009年4月号掲載
加渡 いづみ さん(徳島県)独立系FP

お客様の苦情の声でFPに開眼
 消費生活アドバイザー、消費生活専門相談員、行政書士、DCアドバイザー・・・・・・
加渡さんが取得した資格は数多く、幅広い。
 資格マニアなのではない。そのときそのときに興味をひかれ、必要と感じ、学んできた結果だ。FP資格もまた然り。
 「1997年7月に会社を退職し、すぐに消費生活アドバイザーの資格を取得、続けてFPの勉強を始めました」
 それまで6年半勤めていたのは、大手損保保険会社。営業課に所属し、代理店や契約者などから、契約に関する苦情を伺うことが少なくなかった。
 「仕事をしながら常々思っていたんです、契約者に対して虚偽の説明をしているわけではないのになぜこうした苦情が来るのだろうかと」
 その疑問が、もっと保険について知りたい、勉強しようという意欲につながった。在職中からの勉強が、退職後の資格取得へと実を結んだわけだ。
 「でも、順調に前へ進めたわけじゃありません。AFPを取得後、CFP®試験に6課目一括受験を試み、見事(笑)すべて不合格。無謀でしたね」
 実は加渡さん、退職直後から保険やマネーに関する講演などの仕事が舞い込み、それなりに忙しい日々を送っていた。2人の息子を持つ主婦でもあり、決して時間に余裕があるわけではなかったのだ。
 「手のかかる幼子だったわけではないのですが、やはり家事は手を抜けませんから」
 現在24歳と19歳ということは、当時は育ち盛りでむしろ食事の支度などにも大いに手がかかったはず。仕事と家事と勉強。その両立ならぬ“三立”は、資格試験に挑戦する多くの女性が直面する問題である。加渡さんも例外ではない。
 「ですから一括合格なんていうことは考えず、2課目ずつ着実に合格していくことに受験方法を切り替えました」
 焦らず、欲張らず。方針を変えてからは迷いはなく、予定どおり確実に2課目ずつ合格を重ねていった。
 「何事もそうですけれど、無理・無駄・無茶はダメ!マイペースでバランス良く、それが大切ですね」
 勉強方法にも無駄がない。たくさんの教材をそろえるのではなく、過去問を解くことをひたすら繰り返した。
 「試験慣れしてしまったのかもしれませんが、出題パターンは実はそう多くないものなんです。だから、試験勉強はあまり手を広げず、過去問で問題を解くことに慣れるのがいいと思います」
 しかし、ここで驚くのは、加渡さんがCFP®資格挑戦と同時進行で大学院に通い始めていることだ。
 「2001年から経営情報学研究科で学び、03年3月に修士の学位を取りました」
 欲張らずとは言うものの、加渡さんの旺盛な知識欲はとどまるところを知らないようだ。いったい勉強時間はどうやって作ったのだろう?
 「睡眠時間を減らすしかありません(笑)」
 寝る間を惜しんで勉強に励む“お母さん”を、ご家族は「何も言わないから応援してくれていたか、呆れていたか」。
 講演会、テレビ、ラジオ、大学非常勤講師と活躍の場を広げている加渡さんは、生活やお金にかかわるあらゆる相談に親身に答えてくれる、今や地域の“お母さん”なのかもしれない。

合格スケジュール

  1999年 1月 AFP資格認定
  2001年11月 「リスクと保険」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」合格
  2002年 6月 「金融資産運用設計」「相続・事業承継設計」合格
  2002年11月 「不動産運用設計」「タックスプランニング」合格
  2003年 3月 CFP®資格認定

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