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「備えあれば憂いなし」大量定年退職時代をCFP®資格で勝ち抜く!

FPジャーナル2008年9月号掲載
桑野 信一 さん(京都府)

いずれ必要になるものだと鼓舞して学習を継続
 2004年に社会保険労務士の資格を取得した桑野さんは、出勤前の早朝2時間と土日は学習に充てるというそれまでの生活パターンを、そのままFPの試験勉強にスライドさせた。
 「別に勉強好き、資格好きというわけじゃありません。定年退職後のことを考え始めたら、FP資格に行き着いたんです」
 廃棄物処理をしている特別地方公共団体にお勤めの桑野さんにとって、定年退職後に思い描いていたのは悠々自適の日々だった。つい数年前までは・・・・・・。
 「50歳を過ぎ、そろそろ定年後のことを考えようとある本を読んだのです。そうしたら、考えなければいけないことがあまりにたくさんあるので驚いちゃって」
 そこに書かれていたのは、定年後の生き方にかかわる重大な示唆。有り余る時間をどう使うか、個性的で多様なライフスタイルの提案といった入り口から導かれた先は、「経済的基盤がしっかりしていなければ、趣味や生きがいどころではない」という厳しい現実だ。
 「それまでは漠然と、年2回ぐらいは旅行して、できれば別荘を持ちたいなぁという程度にしか考えていませんでした」
 だから、公的年金の額や老後資金の運用、保険、節税・・・・・・そして、楽しい老後は人生設計で決まるという内容は‘目からウロコ’だった。
 「この内容こそ、まさしくFPの領域でしょう。そこで、どうせ自分のために勉強するのなら、FPの資格を取ろうと」
 2005年の年明けから始めた勉強で9月のAFP試験に合格、年末には認定を受けて、基礎は身についた。
 「どなたもそうでしょうが、FPの勉強はどんどん意欲が湧いて、もっと多くのことを知りたくなりますね。私も、国際認定プログラムのCFP®資格を取ろうと、続けて挑戦しました」
 CFP®試験は1日3課目、2日間で計6課目のスケジュールでこなす。そして、1課目は2時間だ。こうなると集中力とスタミナが必要と判断した桑野さんは、2時間から2時間半を1回分の勉強時間単位として学習した。
 「ふだんの仕事で、2時間1つの仕事だけを集中してすることはほとんどないので、この学習法は集中力を高めるのに効果的だったように思います」
 試験はその都度、全課目を受験。結果は、2課目ずつ順調に合格して、3回のトライアルで全課目を制覇することができた。
 傍から見れば、とんとん拍子にCFP®認定者となったように思える。が、「途中で何度か、年齢を言い訳に挫折しそうになった」という桑野さん。
 「でも、結局はやめませんでした。ポートフォリオ理論だのデリバリー取引だの、わからないことだらけでしたが、学んでいることは自分の定年退職後に必ず必要になるという自覚がありましたから」大きな目標を成し遂げた今、60歳定年まであと2年を切る立場となった。
 「今後は、せっかく取ったのですからCFP®資格を活かしていきたいですね」
 CFP®資格取得後、職場の「庁内だより」や「退職説明会」の資料を積極的に作成し出した桑野さん。CFP®資格を活用する動きも出てきたようだ。

合格スケジュール

  2005年12月 AFP資格認定
  2006年 6月 「不動産運用設計」「タックスプランニング」合格
  2006年11月 「リスクと保険」「相続・事業承継設計」合格
  2007年 6月 「金融資産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」合格合格
  2008年 2月 CFP®資格認定

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